遠方より友来たる、また嬉しからずや
(要約)
北京から久しぶりに友達が来てるんだから嬉しくないはずないだろう。なぁオマエラ
札幌に着いた21日から毎日友人と会って夜まで喋っていたので、上記のような態度じゃなきゃ元気が続かなかった。
札幌に滞在していた4日間、中国語学習や留学でお世話になった大学の教授に偶然会えたり、大学の頃の友人に1~3年ぶりに再会し旧交を深めたり、なかなか濃ゆい生活だった。
今まで会った人間全員、と言って良いほどボクの中国留学~中国就職に驚き土産話を楽しんで聞いてくれる。自分はかなり大きな武器を持って帰ってきたのだろうと遅まきながら実感する。
・1年ぶりの日本
中国に行った人間が帰国して何を一番心配するかと言うと、中国生活で培ったマナーの悪さだ。
青なら渡れ、赤でも渡れが中国の横断歩道。車も歩行者を轢かないようにゆっくり走っている。
しかし日本で車が来ないからと信号無視すれば他人の余計な注目を浴びるし、車も斜め横断をする歩行者を予測して運転してないから危険だ。帰国して感じたけど日本人はスピード出し過ぎじゃないか。もし前から急に人が飛び出してきたらどうするんだ。
中国は路上喫煙も気にしない。北京のゴミ箱は吸殻入れまで付いている親切設計だ。しかし札幌は駅から大通りまで路上喫煙禁止条例が敷かれていてかなり不自由。狸小路商店街で見かけた中国人の観光客団体がタバコをふかしているところを見るととても安心した。
・理不尽な怒り
海外から帰ってきた人間が良く口にする「やっぱ日本が一番だわ~」の言葉、共感できるがちょっと待って欲しい。日本から出る前はなんともなかったことに苛ついたりしないか?
ビジネスホテルの防火壁が悪いのかメッセが使えないので漫画喫茶で友人に帰国の報告をしていたときのこと。タフと喧嘩商売を読んでたら長居してしまい、2,000円とちょっとのお会計になってしまった。樋口さんで支払ったところ店員に返されたお金は2,000円と小銭がたくさん。
店「まず大きい方からお返しします。千円札が1枚2枚」(数えるところをわざわざ見せてくれる)
はいあとは小銭でーす。ジャラー」
ミスを無くすのが目的ならむしろ小銭を数えるべきじゃないの?いやもしされたらもっとイライラするけど、目の前で2枚しかない千円札を数えられたらバカにされてるんじゃないかと疑ってしまう。
なんだか中島義道みたいなことを言ってしまいましたが、メニュー選んでるとき店員が舌打ちしなかったり地下鉄はちゃんと降りる方優先だったりと、やっぱりマナーが良いのは良いことだ。これに慣れると今度は北京に戻ったとき辛いんだろうなぁ。