以前日記に、くーちゃん切手とか生温いお土産作ってないで、もっとじぇにこ稼げる物を名物にせんかいといった趣旨を書きました。そしてくーちゃんラーメンやらクーちゃん饅頭というくだらないアイデアを出し、コメントに「アイスはどうでしょうか」とありがたいアドバイスを頂いたりもしたのですが、ボクを含めてみなさん冗談だと思っていたでしょう。
やぁ 写真一枚100円だよ
しかし、ご当地物グッズの種類は我々素人の予想など覆すほど多く、そして商売人は金を稼ぐためには手段を選ばないのです。
クーちゃんが出没する釧路川の付近には地元で名を馳せるデパートが建っている。『MOO』という観光客向け総合デパートがそれだ。釧路駅から近く、観光スポットの一つに数えられるのだが駅前通りが釧路の中心から外れてからというもの、地元の人間から存続を心配される建物になってしまった。
MOOと釧路川
流れ者のラッコに頼るのもそれが理由だ。クーちゃんが来てからと言うもの、閑古鳥はどこへ行ってしまったのか賑わっているのだ。流石川に浮かんでいるだけで5000万円稼ぐアニマルである。
そんなクーちゃんブームを肌で感じながら久しぶりに来たMOOを散策してたら見ちゃいけないもんが目に入った。
やっぱりあったクーちゃんパン。この手の食品はご当地物の定番と言って良い。貝の代わりに抱かせたメロンパン生地のホタテからパン職人の創意工夫が感じられる。パン屋にはこのパンの焼き上がり予定時刻を知らせる紙が貼ってあり、店頭に並べればすぐに売り切れるほどの人気商品のようだ。
パンがあるということは・・・・・・とある種の期待感が沸き店内のラーメン屋へ行くと・・・・・・
あった・・・
現物は取れなかったので新聞記事から
塩味スープに牡蠣やホッキ貝などでくーちゃんを模した具材をのせたラーメンは意外とお得な値段で一杯900円。「アワビをのせろ、麺にウニを練り込め」と高価な食材を使い値段を釣り上げようとした自分が恥ずかしくなります。
食べにくそうですけどね。
しかし皆さんくーちゃんをどうにかして使おうと躍起になっている姿勢には、浅ましさを感じるのを通り越して敬服すら抱きます。
でもこれは反則だろ!!
シール貼っただけじゃん!
わかってる、けど買ってしまう。人は名前に騙されるという良い典型でした。