写真は4月4日、五道口にある24時間営業の喫茶店の中から撮りました。3日が日曜日だったからと言ってデモではありません。
五道口と言えば北京に住んでいる外国人、とりわけ留学生にとっては特別な場所です。10数年前は治安の悪さが有名で日本人学生の誘拐事件も起きた土地ですが、今は過去の陰気な雰囲気はない賑やかな学生街です。街の中心部付近には中国最高学府の北京大学と精華大学がありますが、外国人留学生を大量に受け入れている北京語言大学もあることで10数年前とは異なるいかがわしさを醸し出しています。
五道口地下鉄駅前には外国人留学生の溜まり場となっているクラブがあります。『プロパガンダ』は大勢の外国人の他にも中国人も酒を飲み、店内の狭さも相まってかちょっと危険な雰囲気があります。ボクの友人で絡まれたとか殴られたって人はいなかったので、よっぽど運か酒癖が悪くなきゃケンカに巻き込まれないと思っていたんですが、今回で考えを改めました。
このクラブって休日深夜は特に客が多くて、入店できない外国人や完全に出来上がった酔っ払いたちが路上でたむろしています。そして店は客が帰らなきゃ空が明るくなっても閉店しないので朝っぱらに泥酔している外国人を見かけることもあります。
だから店内だろうが店外だろうが事件は起こりうる環境なんですよ。
でもまさか、午前5時に暴れることないだろう……
なんか外がうるさいなぁと思ったら東欧系の外国人が何かに追われるように駆けてきて、その後ろから黒人が現れました。二人とも手にはレンガを持っています。
ちょうど車が走っていない時間帯なのでレンガ投げには格好の戦場なんですが遊んでいる様子ではありません。両者大声で何かわめいているようですが声は聞こえず(聞こえても理解できないでしょうが)、双方の仲間が駆けつけて二人をなだめ、結局何事もなく終わったんですがにらみ合いは30分ほど続きました。
東欧系の外国人はおそらくロシアとか○○○スタン国など旧ソ連系の連中なんでしょうが、こういうケンカの光景を見ると5年ぐらい前は東欧系の留学生が一番タチが悪かったと言う先輩たちの言葉も理解できます。
彼らは韓国人や日本人留学生と比べて人数が少ないのですが、大使館員や政治家などの金持ちの子供が多いので、派手な遊び方が目につくだけなんでしょうけど。
ところでこの写真、なんでこんなにぶれているのかと言うと訳があるんです。喫茶店に東欧系外国人のお客さんがいて、ソイツが写真を撮っているボクを軽蔑しきった目で見つめていたんですよ。外の連中の友達だったらと考えると怖くなってピントなんか合わせられなかったです。いや、ソイツだってすげぇ興味津々で面白そうに窓の外を見つめていたんでけどね。
写真と言えば最近撮った2枚を紹介します。
聖天使酒店
名前は怪しいですがラブホテルではないそうです。ビジネスホテルだそうです。そのわりにはオフィス街とローカル地区の中間にあって目に付きづらいんですけどね。一番目立つのが看板という皮肉。
メッセージ性がありすぎて伝えたいことがわからない
『烤牛肉』って焼肉って意味なんですけど、なんでニワトリがマスコットキャラなの?調べたら『老大幸福』も店名じゃないみたいだし。