はじめに、人肉捜索とは人力で何かをweb検索し、解決を図る方法である。大勢が協力して特定作業に入るのが主だが、ここでは一人でも出来る人肉捜索のやり方を説明したい。
まず気に食わない相手の名前をグーグル、または百度に打ち込んで下さい。もちろんここで対象の所属を検索にかけることもお忘れなく。何せ中国は同姓同名なんか珍しいことじゃないので。
その対象が定職に就いていればかなりの確率で彼の個人情報が載っている職場のサイトに辿り着けます。対象が学生でもご心配なく。中国版フェイスブック校内ネットには実名や写真が無防備に載っています。
やっと探し当てたサイトに住所が書かれていなくても落ち込むことはありません。そこにはきっと電話番号やQQ(中国板MSN)番号が書かれていますので今度はそれを検索にかけて下さい。それで大抵見つかります。
この方法を実践したAさんの話
Q,なんで人肉捜索をしようと思ったんですか?
A,初めはするつもりなど毛頭もなかったです。でもネットで個人業者に金を騙し取られて、一泡吹かせてやるぞと奴の名前を検索にかけたんです。
Q,ご希望のものは見つかりましたか?
A,それはもうアッサリと。この方法を実践したら相手の住所どころか奴の職業までわかりました。早速電話してやりましたよ。とてもビビった声を聞けたのが嬉しかったです。今度は職場に苦情の手紙を送る予定です。
Q,人肉捜索について何か意見はありますか?
A,あまりにも危機に対して無自覚だと思います。ネットに個人情報をアップすると言うことがどういうことか全くわかっていません。しかもそれが個人レベルでなく企業レベルで遅れてるんです。日本でもソーシャルハッキングはいまだに起こりえます。ですがこの国は情報化社会に無知過ぎるんです。
次回はもう一つの人肉捜索を取り上げます。
注・この方法は、未だプライバシーに関する法律がなく自意識も低い中国国内でのみ有効です。