2018年も行ってきました、北京ブックフェア。今年は8月22日から26日まで開催で、一般参加日は土日の25日・26日の2日間です。22日から24日までは出版関係者しか入れず、この期間中に世界各地の本の版権が売買されます。
25日早朝に会場に着いたのですが、会場後ろにモクモクと黒煙が上がっていたのは一体何だったんでしょうか…
チケットは20元でした。値上がりしているような…
北京ブックフェアもかれこれ4、5年間通っていて、もう新鮮だと思うところがなくなってしまったので、撮った写真を適当にアップします。
今回の目玉の一つ、児童書エリア
恐竜
講演ホール
8月22日(平日)は中国SF小説家の劉慈欣が来ていたらしい…やはり北京ブックフェアは上海ブックフェアと違って、出版関係者メインのイベントだ
ムービーエリア
見づらいが、おそらく真ん中は中国のバーチャルユーチューバー「小希」で、右はキズナアイ。中国語バージョンの『極楽浄土』を踊っていた。中国人はこの歌が好きなようで、コスプレイベントとかでしょっちゅう踊っているグループを見かける。
日本エリア
麻雀の歴史をまとめた本。資料価値は高そうだから、こういう場じゃなくともいくらでも中国語翻訳のチャンスはありそう
株式会社トーハンが日本の文芸作品及び漫画の映像化の権利の販売を行っていた。中国の版権ビジネスに便乗するつもりだろう。リストに載っていた作家は東野圭吾、知念実希人、東川篤哉、赤川次郎、山田悠介らだった
台湾・香港ブース
北朝鮮ブース
前回よりラインナップが薄かった。北朝鮮の料理を紹介する本があったが全部ハングルで読めず購入できず。しかし、ここすらも「微信(ウィーチャット)」のモバイルペイを使っていたのには驚いた。
「一帯一路」や改革開放40周年ブース
巨大スクリーンに大運河の映像が流れていた
今回はワインやアンティーク、グッズなど販売コーナーも設けられていた。数千元(1元17円)もする茶器や壺なんか誰が買うんだろうか
総評
巨大スクリーンの大運河しかり、3Dダンス映像しかり、数々の中国ブースの技術レベルが年々向上している気がします。子供向けコーナーが多く、子連れ客が多かったですが、これは毎年のことです。
対する海外エリアは結局のところ海外の書籍を展示するのが主なので、一般参加日の集客率は例年より低く感じました。海外ブースに出展している各種出版社が客寄せに努力する必要はありませんが、中国ブースと比べて地味でつまらないと感じてしまったので、主催側が海外ブースにもう少し人の流れを寄せるような配置をした方が良いと思いました。