友人と読んでいた在中日本人向けのフリーペーパーに鄭(てい)さんっていうネイルショップで働いている中国人の従業員が載ってたんですが、友人、妙にその記事に食い付いているので興味でもあるのかとからかったら
「なんかこの鄭さんって名前良いですね、鄭鄭鄭鄭ていていていていてゐてゐてゐてゐ・・・って」
東方なんてニコニコと又聞きの知識しかありません。
中国は外来語を中国語にするときその単語の発音に従って訳す『音訳』と単語の持っている意味を『意訳』のどちらかを用います。
例えばチョコレートは『巧克力』(qiaokeli)、カナダは『加拿大』(jianada)、ラヴクラフトは『拉夫克洛夫特』(lafukeluofute)です。
対する意訳にはUFOは『飞碟』(飛ぶお皿)、ゴールデンウィークが『黄金周』、携帯電話は『手机』(手の中の機械)などがありまして、僕は中国人のこういうセンスが好きなんですよ。
でもたまにはおいちょっとっていうものもあって、この前中国の動画サイトで『バイオハザード』を見てたんですが事件の舞台ラクーンシティを『洗熊』(アライグマ)って訳すのはどうよ?そこは音訳で良いんじゃないんですかね。
でも僕はバイオハザードをやったことがありません。
ちなみに日本や韓国などの既に漢字で人や地名を表記している国は発音だけ中国語読みになります。日本は(riben)と発音するんですけど、この(ri)っていう発音が日本人には難しいんです。それでこっちに来たばかりの友人が先生に何度も発音を指摘されてるんですが、(R)の発音なんて慣れてないから覚えるのに時間かかるんですよ。そしたら業を煮やした先生
「なんで日本人なのに(riben)って言えないの!」
先生、日本人は日本のことを(riben)とは言いません。日本は(nihon)です・・・
あと今日から黄砂の季節です