トリフィドの日が来ても二人だけは読み抜く牛鬼を殺しちゃいけねぇ

　２４歳、独身。人形のルリと二人暮し。契約社員で素人作家。どうしてもっと人の心を動かすものを俺は書けないんだろう。いつも悩んでいる……ただの筋少ファン。

副管理人　阿井幸作(あい　こうさく)

　28歳、独身。北京に在住している、怪談とラヴクラフトが好きな元留学生・現社会人。中国で面白い小説(特に推理と怪奇)がないかと探しているが難航中。

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トリフィドの日が来ても二人だけは読み抜く

このブログは、友達なんかは作らずに変な本ばかり読んでいた二人による文芸的なブログです。　　　　　　

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2024/11/25 [Mon] 22:18

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牛鬼を殺しちゃいけねぇ

2008/03/22 [Sat] 02:05

　何だかんだで更新もすっかりサボってしまい、いやはや共同ブログにしておいて良かったぜ……などと、決して相棒には聞かれちゃならないことをさらっと書いてみたりします。今言ったことは内緒だぜ？

　訳の分からんことを書きつつも、今回もまた懲りずにタイトルは水木寄りで結局フタを空ければ筋肉少女帯のレビューという、えらくストライクゾーンの小さな日記であります。全く、これが野球なら俺ぁ完投勝利間違いなしってなくらいの狭～いストライクゾーン。今回は筋肉少女帯二枚目のアルバムである、『ＳＩＳＴＥＲ　ＳＴＲＡＷＢＥＲＲＹ』であります。

　『ＳＩＳＴＥＲ　ＳＴＲＡＷＢＥＲＲＹ』
　一曲目「マタンゴ」
　あぁ、もう本当にキてるなぁという感じの曲。ハッキリいってあまりお薦めは出来ない。これが好きじゃなきゃ筋少語るなってんなら、私は貝になりたい……みたいに気取ってしまう。空手バカボンなんかと毛色は似ているかなと。

　二曲目「キノコパワー」
　これもキている歌で、プロモもまたあれなので、是非とも動画サイトか何かで確認してほしい作品ですが、これは実に筋肉少女帯らしい歌でしょう。「マタンゴ」が裏なら、こちらは初期筋肉少女帯表の良作。ピアノも秀逸ですし。
　子猫をバッグに詰めて生ける亡者の街から逃げ出す少年というストーリー性のある歌詞もさることながら、やはりこの曲はキノコパワーを「放り投げてくれ」と表現したサビの素晴らしさが光ります。

　三曲目「夜歩く」
　筋少の歌を裏と表の二極で分別した舌の根も乾かぬ内に、この曲は言わばその間に位置するなぁと言ってみたりする。この曲と「くるくる少女」なんかは中間の曲だと思いますね。
　オーケンのやられた声で入る台詞が良いです。闇の中は居心地が良いけど、醜いものが見えないだけだ～というくだりは友人とも二人ぼっちの満場一致で名言確定です。

　四曲目「日本の米」
　あんまり本格的なファンではないんですが、確か高校の時に作った楽曲の中で一番知能指数が低い曲……らしい。オーケン演ずる「お父さん」は実に素晴らしいと思う。ボースカとの一人二役の次に名演技だと思いますよ、ほんと。
　納豆にネギを刻むと美味いというが、俺は卵を入れた方が好きです。君は知っているのか？　
　何かカルトっぽい曲だと勝手に思っていたんですが、この度ベストアルバム『大公式２』に選ばれ、一端のメジャーソング確定ですよ。これからは大手を振ってカラオケで歌えるぜ。

　五曲目「ララミー」
　筋少裏の歌。あまり好きではない。以上。

　六曲目「いくじなし」
　これで終わるのかよと、私はこのアルバムで一番不満なのはそこであります。
　これも裏の歌だと思うんですが、裏の中では私は一番好きやもしれません。
　世界観は出来ているんですが、こういうのは別に好きじゃないんですよ。

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