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栖鄭 椎(すてい しい)
年齢:
40
性別:
非公開
誕生日:
1983/06/25
職業:
契約社員
趣味:
ビルバク
自己紹介:
 24歳、独身。人形のルリと二人暮し。契約社員で素人作家。どうしてもっと人の心を動かすものを俺は書けないんだろう。いつも悩んでいる……ただの筋少ファン。



副管理人 阿井幸作(あい こうさく)

 28歳、独身。北京に在住している、怪談とラヴクラフトが好きな元留学生・現社会人。中国で面白い小説(特に推理と怪奇)がないかと探しているが難航中。

 Mail: yominuku★gmail.com
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このブログは、友達なんかは作らずに変な本ばかり読んでいた二人による文芸的なブログです。      
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買った本でも列挙したいと思います。

 

まずは鳳凰週刊。

 nijige5.JPG

この鳳凰週刊ってのは香港に本社がある鳳凰衛星テレビが発行している週刊誌で、内容は大陸のよりきわどいです。だから鳳凰衛星テレビの番組が大陸で放映されるときはカットがけっこう入っているらしい。

 

今回の特集は精神病院の実態調査でした。(中国では一般的に病院を医院と言い、精神病や伝染病なんかを取り扱う病院を『病院』と呼びます)全裸の女性やあらぬ方向を向いているガリガリの男などの写真も載せられていて衝撃的な記事でした。中国では精神病の治療にはまだまだ手が回っていないのが現状です。

 

こういうことを知ってしまうと以前紹介した中国語版ドグラ・マグラが随分現代的に見えてきます。

 11.jpg

そう言えば先日に道で、まるでロシア正教会のタマネギ型ドームの形をした珍しい石の塊を置いてい民工(出稼ぎ農民)がいました。見た感じどうやらそれを売っているようなのですが、普通なら出店なんか開かい狭い歩道で石を一塊だけ置き、体育座りの格好のままずっとそのタマネギだけを磨いています。見かねた通行人が値段交渉するのですが一切口を利かず、イヤイヤと首を振って応対するだけでただ事ではない雰囲気を持っていました。あれも病気の人だったのだろうか。

 

わかりにくいという方は、漫画はじめの一歩で世界チャンピオンになった鷹村のミニ銅像を売らなきゃいけない羽目になり、路上販売をして精神の均衡が崩れ、心身ボロボロになっている青木の姿を想像して下さい。

 


nijige3.JPG道の本屋(中国風キオスク)二次元狂熱を見つけた。この本、コチラでも紹介されている通り日本アニメや漫画の説明だけで終わってしまう一般の中国オタク雑誌とは一線を画し、かなり突っ込んだところまで記事にしているので、人気で手に入りにくい一冊なのです。

 

そんな品薄雑誌を購入できたのは僥倖なんでしょうが、いかんせん今回の特集は中国人も大好きな東方プロジェクト。二次創作のならニコニコ動画でよく見てるのですが、本物のゲームは一度もやったことがありません。

 

肝心の内容はと言えば、二次元狂熱とタイトルは凄んで見せているがそこは中国、行けても電撃大王レベルで電撃姫レベルには到底及びません。だが、一般のアニメ雑誌とひと味違うトピックがあります。それが、現役中国人アニメイターの暴露話。やれ京アニはクソだとか、金融危機のせいで俺たちに回ってくる仕事が増えたとか、春節の時はハードどころかデスワークだったとかあられもない話を披露してくれます。

 

あとは

 

 nijige.JPG

 ゆっくりしていってね!!!

 

特別付録・ペーパークラフトゆっくり。流石台湾にも多くのファンがいるゆっくりだ。しかしこれは日本のどっかからダウンロードしたものなのか・・・?

 

さてそして、僕もとうとう射雕英雄伝の漫画を買いましたよ。これで内容に関する話が書けるってものです。

 

どれどれ・・・・


 nijige1.JPG

 

 nijige2.JPG

???

 

nijige2.JPGわたしの名前は黄蓉です。

 ????

 

 

ウソみたいだろ・・・これ、今から23年前の漫画なんだぜ。タッチはもうサンデーで連載されてるんだぜ・・・

 

これは連環画と言い、上に漫画、下に文章が載っている中国独特の漫画であります。ちなみに射雕英雄伝はこれ以外にも漫画化されていて、このような変遷をたどっています。

 

 nijige2.JPG

 nijige4.JPG

 ET14241_20090212134415_4.jpg

 

 

黄蓉が幼くなってるっっっ!!黄蓉が日本でロリになるのは歴史の必然だったようです。

 

この他、徳間書店から中国人漫画家李志清が描いた射雕英雄伝が出ると聞きます。来ているのかな、射雕英雄伝ブームが。

 

 

とまぁまとまりのない紹介をしました。だからオチはない。

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無題
しゃおりん URL
ほうほう、『二次元狂熱』、うちの辺りのキオスクにもあるかな? 見てみますね!

『射雕英雄伝』の漫画の変遷、おもしろかったです。やっぱ時代はロリなのか!? 真ん中の黄蓉の描写、やけにリアルで昔のエロ漫画を思い出しました……^^;

>中国人漫画家李志精が描いた射雕英雄伝
ふむふむ、こちらもおもしろそうですね!
無題
阿井 URL
二次元狂熱は中関村で仕入れました。普通のキオスクには置いていないと思います。

真ん中の射雕英雄伝は香港の漫画です。香港や台湾は池上遼一テイストというか、劇画タッチが流行った時期があったので、こういう風にちょっと艶っぽくなっています。

李志精ではなく、李志清でした。訂正します。すいませんでした。

これが中国のマンガですか
黒きオーラ URL
おおお、これは日本ではまず見かけない。興味深いですね。
中国の「連環画」は、マンガというより絵本の一種という印象です。
日本は「鳥獣人物戯画巻」の伝統からか、昔からディフォルメ画と、人物の近くにセリフ書く形式が馴染んでたんですかね。
・・真ん中の黄蓉、一昔前の少年ジャンプ(シティーハンターとか)にいそうな感じですね。
なかなかステキで、これはアリですよ。
・・私はロリの方が好きですけどね!

>徳間書店からも射雕英雄伝マンガ
これは面白そうです。是非チェックしてみたい。
射雕英雄伝含めた金庸ブームが静かに広がりつつあるんですかね。
三国志や西遊記、水滸伝モノは一通りやり尽くされた感があり、今新鮮な素材が射雕英雄伝でしょうか。
いや、楽しみですね。
中国というか香港のですね
阿井 URL
連環画の歴史は百年以上あるのですが、文革の際に文化が途絶えて系譜が断絶してるんですね。だから今も三国志や水滸伝の大きな連環画本が出ていて、絵も劇画調で上手いのですが、その内容は子供向けとしか言えません。


ロリ版射雕英雄伝が中国の漫画サイトにアップされていました。【日本の漫画家が描く射雕英雄伝、どうぞ皆さん落ち着いてお読み下さい】の注意書きと共に。

それで一話と二話を読んだのですが、正直僕も大半の中国人同様、白井先生を嘗めていました。

弱い主人公は僕自身のツボでありますし、完顔康は『竜童のシグ』のような抜骨術を使うし、何よりロリ黄蓉が可愛いだけの萌えキャラじゃない!

一見原作とはかけ離れた漫画ができたのは、先人たちの作品があったからこそ、より面白い作品を生み出そうとした努力の結果です。批判もあればそこが魅力となるのでしょう。しかし中国の原作付き漫画は全然漫画家の独創性が挿入されていないから、つまらなく思えてしまうんですよ。
二次元ドリームさいこー(キルタイムコミュニケーション)それ二次元違いじゃん!ぎゃふん
犬彦うがや
北米における小池一夫、アジアにおける池上遼一を抜きにMANGAは語れませんね!
語らないからいいや!

黒きオーラさんもいうように連環画は絵本を連想させます
http://t.pic.to/xh0le
ちなみに瓦版と南総里見八犬伝
http://t.pic.to/xgrbh
http://g.pic.to/x43xk
好色一代男なんかだと見開き右ページが文なら、
左側に絵という風に分かれてます。

別な話、病院小説が発表できる社会は健全です。

今から十年くらいまえに、ミステリーマガジンのバックナンバーを漁っているときに見つけた病院小説が忘れられません。
GUROくて。人格疑われそう。
書くとあとに残るから怖いです。
無題
犬彦うがや
あー、ピクト貼っても絵は見られないのですね
失礼しました

電撃大王以上、電撃姫未満ということは、電撃Gsマガジンですねわかります
二次元の訳はトゥーディメンジョンで良いのだろうか
阿井 URL
外国漫画の濃さは異常です。車田正美を師にすれば良かったのに。

連環画は絵本とほぼ同じ構造になるんですが、にしては本が分厚いです。だから今更読むものじゃありませんね。

ピクト見れましたよ。画像が小さかったですけど・・・

病院小説ですか。中国じゃまだ見かけていません。そこまで仰るほどGUROい小説なら読んでみたいです。しかし中国で病院小説を書くのなら大概は医療批判になりそうなんで、まだ日の目は見られないんでしょうね。
the 2nd dimension is justice!!!
犬彦うがや
かなりインパクトのある翻訳小説でした。
ミステリマガジンのバックナンバーを捜してみようかしらん。
ひたすら狂人の一人称妄想で展開していくわけですが、そのガチムチ黒人男はときに神の忠実な使徒であり、ときに熱心な異端審問官であり、ときには神の父です。
その使命は、今まさに再臨せし救いの御子を保護し、神の王国をうちたてる一助となること。
道行く人々、すれ違う老若男女はキリスト復活を憎み阻もうと狙うサタンの手先です。
姿カタチに惑わされてはなりません。
迷ってはなりません。
悪魔の脳天に鉄鎚を下さねばななりません。
そんなわけで、片っ端から、真正面からの悪魔退治(無差別殺人)が始まります。
短編小説なので、ページの都合上、罠に嵌めるの言説で丸めこめるのはありません。
基本は殴打。殴打。殴打。殴打。そして殴打。
沈黙する神、現れないキリストに思い悩み、煩悶し、その果てに、男は一つの可能性に思い到ります。
いまどき人の産まれる場所といったら、産婦人科である、と。
遂には分娩台の上の妊婦の、、、

ラストシーンは拘束服でがんじがらめになって、担架で運ばれる男の独白です。
というか全編が独白なんですけどね。
無題
阿井 URL
やはり海外のでしたか。やっぱり宗教色のあるオモシロさんはひと味違いますねぇ。

以前「双子の太陽」という精神病院を舞台にした日本の小説を読んだことがあります。薬漬けで体が弛み、ヒゲも伸び放題になる様子の描写が印象的でした。小説としては劣る内容ではありましたが。

でも一番驚いたのが、作者が放浪しながら執筆活動をしてたって紹介欄に書いてたことです。

興味が沸かれたら是非図書館ででも。

http://www.amazon.co.jp/%E5%8F%8C%E5%AD%90%E3%81%AE%E5%A4%AA%E9%99%BD-%E5%85%AB%E6%9C%A8-%E6%98%A5%E6%B0%B4/dp/4835541510

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