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プロフィール
HN:
栖鄭 椎(すてい しい)
年齢:
40
性別:
非公開
誕生日:
1983/06/25
職業:
契約社員
趣味:
ビルバク
自己紹介:
 24歳、独身。人形のルリと二人暮し。契約社員で素人作家。どうしてもっと人の心を動かすものを俺は書けないんだろう。いつも悩んでいる……ただの筋少ファン。



副管理人 阿井幸作(あい こうさく)

 28歳、独身。北京に在住している、怪談とラヴクラフトが好きな元留学生・現社会人。中国で面白い小説(特に推理と怪奇)がないかと探しているが難航中。

 Mail: yominuku★gmail.com
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このブログは、友達なんかは作らずに変な本ばかり読んでいた二人による文芸的なブログです。      
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ちょいと小腹が空いたので近所にできた24時間の食堂へ足を向けた。

中国でこういう言い方があるのかわからないが、一応私が住んでいる場所は団地地区なので食堂には事欠かない。コンビニも付近に中国の物美とセブンイレブンがある。

入ってみるとこの立地条件にしてみればなかなか明るく広い店で、レストランのようにソファ席もある。深夜三時も過ぎているというのに席はかなり埋まっており、テーブルを覗くと夜食とは言えないボリュームの食事を囲っている。

そして私を除いて一人で来ている人間は誰もいない。

留学時代、韓国で一人で食事をすることは友人が一人もいないと公言するようなものだと韓国人と仲がよかったマレーシア人に聞いたことがある。例えコレが嘘でもこの嘘を信じている人間が少なくとも私一人ではないということだ。

中国でもそうだろうか。一皿に盛られる料理の量が多いので中国の料理は大人数向きであるし、人数が多いとより多くの料理が楽しめる。しかし私には一緒に夜更かしできる仲間がいるのが大層羨ましかった。

表の看板には『お粥店』と書いてあるので、お粥のメニューが豊富だ。スープで米を炊き、具に豚肉や海鮮、ピータンなどを入れた味のついたお粥はそれ自体一品料理の出来映えだが、私には病気の時に無理矢理食べさせられた酷くの味気のない日本のお粥を思い起こさせどうも好きになれない。

結局焼き河粉と牛すじの醤油煮を頼んだ。河粉とは米製の平べったい麺のこと。本当は値段の安い焼きそばが食べたかったんだがもう売り切れていた。深夜のことなので気にはならない。

しかし眠そうなウェイトレスはふてぶてしい態度を崩さず、黄魚泡餅という到底一人じゃ食べきれない魚料理を持ってきた。中国では好くあること、それに深夜なので気にはならない。だがなぜあれほど堂々と間違った料理を運んでくるのかは何年中国に住んでもわからない。

食べた料理は劇的な美味さがあるわけでもなし。不味くなければこれからも利用しようとは思っていたので、今後も行くことになるだろうが肝心の味は期待通りなんの特色もなかった。

この近辺の食堂は一帯で業務用食材でも仕入れているかというほど味が単一だ。この場所に移り住んで1年、各食堂に出前を頼むことがよくあるがこれと言ったヒイキがないのは店のレベルがドングリの背比べだからだ。

飯を食い終わったのが朝の四時。誰かと一緒に来ていれば空が白む頃まで居続けたのだろうに。

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無題
しゃおりん URL
> 焼き河粉と牛すじの醤油煮
> 黄魚泡餅という到底一人じゃ食べきれない魚料理

不謹慎ながらウケました! o(>▽<)o キャハッ
ウエイトレスさんも夢うつつだったんだろうか。。。

でも24時間営業のレストラン羨ましい。うちの辺りは超健全で、夜の9時といえば閉まります。
あと、私は1人で近所の食堂に入っても、気にしませんよ。なぜなら食堂の若い子たちをつかまえて、話しているから! ^m^

味が単一なのは、アレじゃないですかね??
そう、味の素です! ( ̄ρ ̄)。。。
無題
阿井 URL
外で飯を食うと良く間違いがありますねぇ。日本だと泣き寝入りだけど、こっちは「おいこれ頼んでたもんと違うやろー」とツッコミますよ。いやぁ強くなりました。
声をかけるなんて流石しゃおりんさん、勇気ある。人生攻めの姿勢が大切ですね。
無題
Dokuta URL
こんにちは、初めまして。

この記事の内容と関係ないことですみません。
こちらのブログで中国の推理小説について知って、その後ちょこちょこ読むようになったミステリファンのDokutaと申します。

最近自分のブログでも中国の推理小説について少し書くようにしたのですが、こちらのブログへのリンクを貼らせていただいてもよろしいでしょうか。
これからも中国のミステリ情報を期待しております。
無題
阿井 URL
Dokutaさん
はじめまして、阿井です。
拙ブログがきっかけになるなんて、もう恐悦至極です。ブログを拝見したところ韓国や台湾のミステリを読んでいるそうですが、語学は独学ですか?
こちらこそリンクをよろしくお願いします。私も先日ようやく虚擬街頭漂流記を読み終えたのでレビューを書く予定です。
面白い作品があったら教えて下さい。
無題
Dokuta URL
こんにちは。こちらのページからもリンクしていただいたようでありがとうございます。

中国語は大学で勉強しまして、趣味と学業を兼ねて、その頃から台湾のミステリを読むようになったんです。
大陸の方のミステリに関しては、昨年こちらで「御手洗熊猫」というものすごい名前を見かけて、その後書虫で購入して数編読んでみた次第です。

韓国語も少しは大学で勉強したんですが、ブログの何箇所かで正直に書いているのですが、…韓国語で書かれた「小説」は読んでいなくてですね、
韓国のミステリ雑誌を購入して、ミステリ界の紹介記事を読んだりぐらいならできるんですが、小説となると語彙が足りなくて歯が立たないんです。
今は、韓国ミステリは翻訳作品を読んでいるぐらいです。

『虚擬街頭漂流記』を読み終えたということであれば、同じ作者の短編作品がやはりお薦めですよ。
いくつかの短編は、「台灣推理夢工廠」というサイトですぐ読めますし。

では、これからもよろしくお願いします。
無題
阿井 URL
はぁ~日本でも中国語の本って購入できたんですね。
台湾と比べると大陸の作品はまだまだいまいちのような気がします。そこまで読み漁ったわけではありませんが、読書して感動した記憶が少ないです。
御手洗パンダは中国語をわかっていても理解できないトリックが多くて…つい中国の掲示板なんかで確かめますけどボクと同じわけわからんって意見が多かったですね。
サイト紹介ありがとうございます。北京の本屋で『寵物先生』の本を探しても全然見当たらないので。

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