いやぁボクも行きましたよ。23日に行われた山口勝平声優イベントに。
中国では聞き慣れない声優という言葉にも関わらず、この日は数百人の観客が集まりました。
続々と登場する声優たち。
この日、世界から総数24名の声優たちが集結しました。
熱気に包まれる会場の中粛々と進行し、イベントに緩急を付ける名司会者。
腐女子大歓喜の絡みシーンも。
いや、えっとスイマセン。正直に言うと、この格闘技イベント自体面白くありませんでした。日本人選手も三人出ててメインは日本人対中国人だったのですが、全然知らない選手だったんでまったくのめり込めませんでした。
所変わって本日24日の日中学術交流会の風景。
この日は芸能事務所ウォーターオリオン社長の福島央俐音さん、音楽関係者?の朱根全さん、出版関係者?の柿崎さん、中国人アニメ監督の王川さん、清華大学日本史教授の劉暁峰さんが会場に来て下さり、そして手塚プロダクション社長の松谷さんと中国動漫新人類の作者遠藤誉さんが日本からネット映像での参加となりました。
各人がそれぞれ十分間ほど話すと言う講演で、難しい内容ではありませんでした。
元声優の福島さんは中国人声優が生まれることを期待していたり、手塚プロ社長の松谷さんは手塚治虫がどれほど中国を大切にしていたかを力説したり、遠藤さんは相変わらず中国のアニメ技術は素晴らしいというベタ褒めっぷりで、正直言いますとヌルイ講演でした。
そんな中で王川さんが制作した『地蔵』というアニメを上映してくれたり、日本の出版社かどこかで働いている柿崎さんが著作権問題は解決できないというかなり現実的なことを仰っていたのが印象的でした。
押井守とAKIRAの大友克洋のにおいがしたアニメでした。
そんなこんなで講演もたけなわとなり、待望の質問タイム。ボクも友人も聞きたいことがあったので手を挙げる気まんまんでした。
えースイマセン、時間がないので質問コーナーはカットということになります・・・・・・本日はありがとうございました。
えええええええ(;´Д`)
おいおいみんな、昨日のイベントに精根尽き果てちゃったのか?会場見れば寝てる学生いっぱいだし。
うーん、去年の交流会にはいなかった多様な顔ぶれだったので是非とも話を聞きたかったんですけど。
中国のアニメレベルはもう日本と変わらないなんて仰ってますけど、じゃあ中国でアニメ化しうる原作ってあるんですか?アニメーター育成よりも原作者が生まれるのを待った方が良いんじゃないですか?
こういうことを質問したかったです。
アニメだろうが創作物一般って人手が足りてりゃ作れるってものじゃないでしょう。面白いアニメって言うのはそりゃ内容に合った作画技術は必要ですけど、話の巧さが何より大事でしょう。
去年と同じくそういうことに触れられてないなぁと感じる消化不良な講演会でした。
でも収穫もありましたよ。
23日のイベントに行ったカメラマンさんとお話しする機会があって、アフレコをやる上での版権問題ってどうだった?と聞きましたら、やっぱりその問題はクリアできていなかったようでアフレコもアニメ映像は流さず、中国人学生が描いた絵を映すという同人でもやらないような紙芝居沙汰だったようです。
いつもならバンバン映像を流してアフレコするんですけどね。本物を呼んだせいでクオリティが下がるという異常なイベントになったそうです。あのチラシの出来もうなずけますね。
あと、講演会終わりに山口勝平さんと成田剣さんの帰国に立ち会えました。山口さんは背が低かったのですが、溌剌とした雰囲気に包まれてましたね。女の子にサインをねだられ囲まれる様は完全なスターの姿でした。
こういうイベント、次はいつあるんでしょうねぇ。