えーと、以前から特定のサーバーへのアクセスに不具合がありましたが、このたび中国からFC2ブログが完全に見れなくなりました。これが一時的なものなのか、それともYOUTUBEのように一生見れないのか現時点では不明ですがこれで中国のネット環境がまた狭くなります。
おかげでいろんなブログが読めなくなりましたよ……
さて、日曜日は久々に会合に出ました。その名も『日本の本共同購入の会』
メインは日本のアマゾンから大人数で本を注文して郵送料などを安く済ませようというものですが、一ヶ月に一度の集まりではお互い自分が読んだ本の感想を言い合う時間が設けられている。
前回行った時はみんなの感想を聞くだけだったが、今回のボクは一味違う。二冊の本を携え会場となった喫茶店へ向かった。
お前まともに感想言う気ねぇじゃねぇか!
いや違うんです。正直この会合って取り上げられる本が自己啓発だったりドキュメンタリーだったりマンネリなんですよ。(マンネリ言うなよ)だったらホラーと純文学持ってって空気変えた方がいいじゃないですか。まぁ確かにどちらもキワモノで一見さんには薦められないものですけど。
というわけで会合ではテンパってしまったのと、内容を詳しく話したら二度と呼ばれないんかという恐れから満足のいく説明ができなかったのでこの場で改めてレビューしたいです。
まず『粘膜人間』
09年のホラー大賞に輝いた当作品。全体的にはまぁまぁ、途中の拷問シーンが冗長。一章のテンションでずっと続いていればかなりの名作になったはず。「セックスする」の意の「ぐっちょねする」って単語が卑猥かつかび臭さのする古さでよい。エログロ満載なのにどこか水木しげるテイストが感じられる。
次は『死の棘』
一言で言うなら夫婦漫才。
夫島尾の浮気を知った妻のみほは夫の不義理と裏切りをなじる。島尾は最初は贖罪のために妻の言うこと全てに従いとにかく許しを求める。だけど毎日毎日夫を責め続けていた妻は浮気のショックもありいつの間にか頭と心が病気になってしまい、被害妄想にとらわれて何かにつけ夫を責める。そして島尾が言うことを聞かないと自殺をほのめかすのだからタチが悪い。
これには島尾もたまらない。何度謝っても翌日には妻が同じネタで謝罪を強いるのだからついにはキレちゃって、じゃあオレが死ぬよ!って自殺をしかける。
ええっダチョウ倶楽部?なにこのコント?
まぁそんな微笑ましい夫婦漫才が300ページぐらい続く。 それに途中から子供たちも自殺アワーに参加してくるから哀れさも増して面白い。純文学じゃなくて喜劇的な話です。
この2作品をレビューして、『粘膜人間』はホラー好きと自称する女性参加者に貸しました。今頃メーリングリストから削除されてるかもなぁ……
あと、その日の朝に、顔以外D.Gray-manのリナリーのコスプレしてる女の子がいたり、ハッピみたいな服着てるオバちゃんがいたり、いかにもなリュックサックにアニメの缶バッジつけてる男がいたりと変な日本文化を身に付けた人々が目立ったんですけど何かあったんでしょうかね。ここで声をかけられないのがオタクとしても在中日本人としてもはんかくさいところです。