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プロフィール
HN:
栖鄭 椎(すてい しい)
年齢:
34
性別:
非公開
誕生日:
1983/06/25
職業:
契約社員
趣味:
ビルバク
自己紹介:
 24歳、独身。人形のルリと二人暮し。契約社員で素人作家。どうしてもっと人の心を動かすものを俺は書けないんだろう。いつも悩んでいる……ただの筋少ファン。



副管理人 阿井幸作(あい こうさく)

 28歳、独身。北京に在住している、怪談とラヴクラフトが好きな元留学生・現社会人。中国で面白い小説(特に推理と怪奇)がないかと探しているが難航中。

 Mail: yominuku★gmail.com
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このブログは、友達なんかは作らずに変な本ばかり読んでいた二人による文芸的なブログです。      
 
 異国で生活していて自国の飯を喰うってことは良いストレス解消になります。その点において中国に住む日本人は他の外国人よりもけっこう恵まれた境遇にいると思います。現在中国にある日本料理屋の数は吉野家や味千ラーメンなどのチェーン店を含めなくても、外国料理店としては最多でしょう。
 
 もちろんサービスや味が日本と同等の日本料理店はまずありえません。サービスや味が良ければその分価格は上がりますし、リーズナブルであればサービスや味は劣るでしょう。価格の面で言うと日本と比べれば遥かに易いですが、それでも中国のローカルな飲み屋よりは割高になってしまいます。

 
 日本人が経営していたらサービスもそこそこ行き届いて味も価格もそれなりなのですが、日本人がいると知ると客の期待も無意識に上がるもので、結果として日本の店と比べられて期待に応えられないこともしばしばです。
 料理長から従業員まで日本人で揃えて価格に見合ったサービスと味を提供してくれる高級日本食店はコースメニューが3,000元以上もするので、そもそも日本の一般的な飲食店と比べることがお門違いでしょう。
 

 一般的な日本料理屋は経営者が中国人でも日本の店と比較しなければそれなりのものを提供してくれます。そして日本の外国料理店の一番の客が日本人であるように、こっちの客の大半が中国人なのですから何も日本同様に凝った料理などを出さなくても客は入ってきますし、下手に工夫してしまうと中国人客から敬遠されてしまいかねません。
 
 日本人客からも中国人客からも受け入れられない中途半端なコンセプトの店は競争に勝ち残れず閉店してしまいます。あれこれ考えた挙句に潰れてしまった日本料理屋を発見すると、何ら特色のない中華料理しか出さないローカルな食堂に客が溢れている現実に泣きそうになります。
 
 というか、なんの創意工夫もせずただ中国人好みの『日本式』料理を出す店の方が不器用に『日本色』を出す店よりも長生きしそうな気さえします。
 

 さて、日本人経営ならまだしも中国人がやっていて中国人客を対象にしている日本料理屋に日本人がとやかく言うのは筋違いなのですが、それでもやはりひとこと言いたい店を最近見つけたのでここに書きたいと思います。
 


 
 中国人が経営しているAという北京の日本人の間では有名な焼き鳥屋があるのですが、最近そのAと店名が似た焼き鳥屋Bが出来たので、偵察がてら寄ってみました。そしてメニューを見て驚きました。なんとAで使われているメニューと内容が全く一緒だったのです。このメニューがAから持ち出されたのではないかという疑惑は、ページをめくるごとに確信に変わって行きました。

 こっちの日本料理屋のメニューには大抵中国語と日本語の料理名が併記されているのですが、BのメニューはAと同じメニューの日本語訳こそしっかりしているのですが、Bオリジナルのメニューに関してはまるで別人が作成したかのように非常にお粗末な日本語訳なのです。

 
 その違和感は実際の料理にも如実に表れまして、焼き鳥はAと同様に美味しいのですが、それ以外のメニュー、つまり日本語訳がおかしいメニューは見よう見まねで作ったかのように料理名と実物が合っていません。
 

 極めつけはお酒のメニューで、ここの日本語訳は綺麗で酒の種類も豊富だったのですがいざ頼もうとすると、あれもないこれもない、7種類あるサワーも全滅で、用意できていた酒は生ビール以外に『久保田』や『松竹梅』、『いいちこ』などどこにでもある日本の酒ばかりです。おそらくAのメニューを真似したは良いが、オープンしてみると実物が手に入らなかったということでしょうか。サワーぐらいどうってことなさそうなのですが。
 

 有名店と酷似した店ってのは昔からありました。Wというお洒落なカフェバーが高層ビルにできると、あろうことか同じビルの中にWそっくりのカフェバーを作った例もあります。
中国人は商売が上手いと昔から言いますが、こういう見境の無さを目の当たりにするとこの言葉は流行モノに敏感と言い換えることができますし、もっと極端に言えば二匹目のどじょうを捕まえるのが大好きとも言えます。

 
 別に私はこれが悪いとは言いません。既に下地のある場所で商売を始めたほうが客足は見込めますし、売れている店を真似してアイディアをパクってもそこから続けられるかどうかは経営者の手腕によるでしょうから。ただ、真似するんなら徹底的にやれと言いたいです。
 

 真似とは違い正統に味が継承されている店について触れますが、日本に本店を構え北京に進出した日本料理屋は北京に住む日本人や中国人客に受け入れられています。しかし所詮北京支店なわけで、環境や食材、そして味を土地の住民の嗜好に合わせ変化させることによりあらゆる面で本場に劣らざるをえません。
 なのでいつでも日本の本店に行けるような環境にあれば、北京支店の売上はぐっと落ち込むことになるでしょう。

 ただ現実的にそれはありえないことなので、北京支店は本店から離れた立地条件の元、本店と『あまり』変わらない味を守り、なおかつ中国人の口にも合うよう工夫した料理も出しています。
 

 最初の焼き鳥屋の話に戻りますが、Aの粗悪なコピーであるBが営業するメリットは、Aに行けない場所に住んでいる客にあるでしょう。遠くにある本物より近くにある偽物を選ぶ人は多いと思いますし、私がこれほどBを気にしている理由もBがAよりも会社の近くにあるからです。
 
 焼き鳥屋Bにはもう二度と店員に「すいません、このメニューないんですよ」と弁解させず、リピーターを増やすようにAの真似をどんどんしていって無事に年を越して欲しいなぁと思うところです。
 

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