この前三里屯っていうバーエリアを歩いているとき、と言ってもまだ半袖で外を出歩けたときですけど、そこでこんなモンを見つけました
desire欲望誌
この表紙、間違いなくエロ本です。
北京でこんな本にお目にかかるとはと研究がてら買ってみようとして驚いた、なんと1冊40元。店員が薦めてくるので2冊買っちゃいましたよ。
この雑誌、規制が緩い台湾で発行されたのがどこをどう来たのか北京のバーストリートの路上本屋に流れ着いたようで、在庫は他にないみたいだった。
確かにこんな雑誌を中国大陸で出版できるはずがない。しかも日本のAV女優が表紙って問答無用で発禁だろう。しかし台湾は違うらしい。表紙に上原カエラを使っているんだから、中身もそれ相応のものに違いない。80元もかかってるんだし面白いものじゃなきゃ困る。
しかし……総括すると日本の中学生が町の個人経営の本屋でコソコソ購入するようなそれぐらいのエロさでした。ヘアもなければヌードもない、というか大部分は日本のスコラとかから持ってきた盗用写真じゃねぇかよ。
中国で読むぶんにはエロいけど、そこまでじゃない。はっきり言ってしまえば、これよりエロくて過激なもんなんて中国のネットにすらたくさん落ちてる。
上原カエラの特集は流石に台湾で撮ったもののようだけど、だったらみんなネットでダウンロードを選ばないか?
あと、マダムキンゼイの淫語講座っていう日本語のエロ単語を解説するコーナーがあったんですけど、この需要はどこだよ?!
いまアニメで日本語を覚える若者が増えて日中関係が緊密になってるけど、いつかはAVを通してわかり合える日が来るんでしょうか。まぁ、猥談は世界の共通笑い話と言いますし、そっちの方角から明るい未来が来ても良いかもしれない。
唯一の救いは台湾のグラビアアイドルの写真があったことだろうか。しかしそれすらもヌルイ。
そりゃ台湾は大陸より表現の自由があるだろうけど、その表現するものが借り物だったらそんな自由なくてもいいし、イリーガルなところに任せてしまえば良いんだ。
しかし台湾には日本のAVがネット販売されているそうなので、もしかしたら雑誌ももっと過激なものが売られているかも。しかしそれも結局日本のものじゃないかと思うと、なんかやりきれない。表現の『自由』ってなんなんだろうか。
裏表紙はこんなに可愛かった。だからこの本の客層を教えてくれよ