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プロフィール
HN:
栖鄭 椎(すてい しい)
年齢:
40
性別:
非公開
誕生日:
1983/06/25
職業:
契約社員
趣味:
ビルバク
自己紹介:
 24歳、独身。人形のルリと二人暮し。契約社員で素人作家。どうしてもっと人の心を動かすものを俺は書けないんだろう。いつも悩んでいる……ただの筋少ファン。



副管理人 阿井幸作(あい こうさく)

 28歳、独身。北京に在住している、怪談とラヴクラフトが好きな元留学生・現社会人。中国で面白い小説(特に推理と怪奇)がないかと探しているが難航中。

 Mail: yominuku★gmail.com
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このブログは、友達なんかは作らずに変な本ばかり読んでいた二人による文芸的なブログです。      
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このライドノベルがすごい!文庫なんて名前負けにもほどがあるだろなんて小馬鹿にしていたが、久々購入したラノベが思いもよらず傑作だった。

 


才能はなく、お金もなく、だが働きたくもない。ないない尽くしのダメ大学生柏木は、食料を求めて入り込んだ山の中で奇妙な遺跡を発見する。遺跡の中で出会った少女が持つ、凄まじい詩の才能を目の当たりにした彼は、彼女をデシ子と名づけ、妹として自分の家に住まわせ始める。 


本書裏表紙のあらすじから

 

主人公柏木は小樽商科大学へは行かず無為徒食をし、友人から金をせびっては人の奢りで飲みに行こうと考え、自分は詩人だからというプライドだけを頼りにバイトもしようとはしないダメ大学生、というよりクズ人間である。彼が拠り所としている詩も酷いもので、読む者聞く者一人残らず卒倒させるほどの公害レベルな詩才だ。

 

ある時遺跡の中で詩を朗読した彼の目の前に身元不明の少女が現れる。少女は柏木の詩に共感しこんなに感動したのは初めてだと彼を天才とあがめる。そして自分も詩というものを詠んでみたいと即興で吟じれば、少女の口から紡がれる言葉の奔流は例えようのないほど美しく、柏木ですら号泣し感動のあまり失神した。

そして柏木は彼女をデシ子と名付け自分のことを師匠(人前では兄)と呼ぶように教えて、迷子を保護するという名目で自分の家に連れて帰る。デシ子の才能に目を付けた彼は彼女の詩才を使って小樽の観光客相手の金儲けを企むのであった。

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19世紀末、ワイオミング州にある銀山の麓に20マイルという住民が15人しかいない炭鉱街があった。ディスティニーという町とおどろき銀山の中間にあるこの村は、銀山に出稼ぎに来る炭鉱夫相手の商売で生計を立てている。

 

ジョーカーしかいない娼館に、硬いステーキを出してくれるホテル、鉱夫のために何でも品物を取り揃えている商店、そんなゴーストタウンに一人の青年がふらりと現われた。青年マシュー・ダブチェクはリンゴ・キッドを自称して、陽気な性格と口八丁を使って街の住人と親しくなり、この忘れ去られた街の住人を相手に『なんでも屋』を営む。

そんな中、街に3人の脱獄囚がやってくる。脱獄囚のリーダーことハミルトン・リーダーは街中から武器を取り上げ、たった一夜で住民を恐怖で縛り上げ20マイルを支配しようと企む。

 

ストーリーは取り立てて珍しくはないが2人の主人公の造型が、三流の西部劇になってしまいそうな物語を何度も歪ませて味のある仕上がりにしている。

 

買ってしまった幽霊ネタ四コママンガ。霊媒先生と書いてるけど、ぬーべーみたいに妖怪とガチバトルしたり除霊をしたりするわけではない。あくまで幽霊を呼んでしまう先生と、その周りにいる生徒が主役であり漫画に出て来る妖怪や幽霊にキャラクターはあまりない。

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この表紙を見てもらってもわかるとおり主人公のキバヤシ先生は霊媒先生と言うだけあってなかなか癖のある外見をしている。

花子さんのようなおかっぱ頭に麻呂まゆ毛、バッチリ大きく見開いた眼に点のような小さな黒目。不健康を代表する目の下のクマ。首にかけている大きな数珠と滝行のときに着るようなノースリーブのワンピースは決してお洒落なファッションではない。

 

同じ霊能者教師ぬーべーの左手のみ黒手袋なんて個性派教師としてはまだまだヌルすぎる。

 

この霊媒先生は現実社会にはまずいない外見をしている。しかし身体や思想が一般人とギャップがあり偏っている女の子ほど慈しみ保護したくなる。つまりは『萌え』の対象になる。

 

北京生活経験者の本を3冊立て続けに読んだ。本の発行年も著者の職業も違う3冊の共通点は著者が女性と言うことだ。

 

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踊る中国人 原口純子+中華生活ウォッチャーズ200210月発行)

 

著者の原口さんと中華生活ウォッチャーズは全員中国在住の女性たち。本書は日本人が中国生活をする上で絶対に起こるだろうハプニングや疑問(つまりは日常茶飯事)を書いたエッセイ集だ。

 

あるあるとうなずくネタがあれば、ボウヤにはわからない女性(主婦)ならではのネタもある。97年に出版された本を02年に文庫化するに伴い大幅な加筆修正が施されている物なので、賞味期限切れのネタもあるにはあるがそれでもほとんどがまだ通用する。北京人のライフスタイルは10年そこらで簡単には変化しない。

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今日も、北京てなもんや暮らし 谷崎光20095月発行)

 

もともと中国の商社に勤めていて現在は中国在住作家として活躍している著者が書いた北京生活のエッセイ。しかし日本人が遭遇する事件をただオモシロ可笑しく取り扱わず、内容は著者の知識と能力に裏付けされている。ニュース的性格の強いエッセイだ。

 

変な事件(日常茶飯事)に巻き込まれても、「コレだから中国は」という愚痴に終わらず原因を調べ立ち向かう。中国の犯罪の構造と裏側にある各人の思惑などを著者の体験を交えて書いているので読みやすく、犯罪をあまり重く取り扱っていない。

 

ママンから物資が届いた。

 

その中にあったのは押切蓮介先生の『ピコピコ少年』『猫背を伸ばして』

『猫背を伸ばして』は押切先生の漫画エッセイ。絵面のわりにお母さんが意外と良いこと言っているので、水木しげるの『のんのんばぁとオレ』のような雰囲気があった。

『ピコピコ少年』の方は押切先生の少年時代からのゲーム遍歴を漫画化したものだが、やはり少し年代にズレがあるのか『あるある』と思える箇所は少なかった。

ピコピコと言えばボクが初めて遊んだゲームは叔父からハードごともらったファミコンのマリオだった。そのあと親にスーパーファミコン、ゲームボーイ、プレイステーション、プレステ2、ワンダースワンを買ってもらい、大学卒業を契機にソフトも全部売り払ってしまった。

アーケードゲームと言えばストリートファイター2が初めてである。だが格ゲーがヘタなボクは友人のプレイを見ているだけで、ゲーセンではもっぱらコインゲームのじゃんけんとかコイン落としなんぞをやっていた。

ある友人は脱衣麻雀ゲームをやりこみ、とうとう脱がせるまでに成長した。脱衣シーンを見ようとみんなで筐体を囲んだことは良い思い出だ。


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