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プロフィール
HN:
栖鄭 椎(すてい しい)
年齢:
33
性別:
非公開
誕生日:
1983/06/25
職業:
契約社員
趣味:
ビルバク
自己紹介:
 24歳、独身。人形のルリと二人暮し。契約社員で素人作家。どうしてもっと人の心を動かすものを俺は書けないんだろう。いつも悩んでいる……ただの筋少ファン。



副管理人 阿井幸作(あい こうさく)

 28歳、独身。北京に在住している、怪談とラヴクラフトが好きな元留学生・現社会人。中国で面白い小説(特に推理と怪奇)がないかと探しているが難航中。

 Mail: yominuku★gmail.com
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このブログは、友達なんかは作らずに変な本ばかり読んでいた二人による文芸的なブログです。      
 一ヶ月前の情報で既にご存じの方もいるかもしれないけど、中国のSF界で面白い催しをやっていたのでその動きでもさらっと紹介。
 
 中国のSNSサイト豆瓣の小説関係の情報が集まる豆瓣閲読にある同文館というコーナーでアメリカのSF作品文学賞『ネビュラ賞』2012年度受賞作の翻訳を募集しておりました。
 
 kehuan.jpg

 SFの宴-2012年『ネビュラ賞』作品トライアル翻訳開放
 
豆瓣
 
 2013年5月に第48回『ネビュラ賞』大会で2012年度のネビュラ賞受賞作品リストが発表された。

 ネビュラ賞受賞作品発表ページ(英語)


 受賞後まもなく豆瓣閲読は中長編小説部門受賞者Nancy Kress(ナンシー・クレス)と短編小説部門受賞者Aliette de Bodard(アリエット・ドボダール)と、3作品が入賞した中国系作家劉宇昆の正式な許可を得て、受賞作品を独占的に公開するという栄誉を与えられた。
 

 劉慈欣(中国の有名なSF小説『三体』の作者)曰く「SF小説とは科学の美しさを方程式から解き放つ橋である。君が年季の入ったSFマニアだろうが、翻訳の愛好者だろうがこのトライアルの参加を求む。一緒に橋に上って風景を見よう。」とのこと。
 
 現在英語から中国語へのトライアル翻訳を募っている作品は以下のとおり。

 kehuan1.jpg
 

『Immersion』
作:Aliette de Bodard(アリエット・ドボダール) 
2012年ネビュラ賞短編小説部門受賞作
 
『On a Red Station,Drffting』
作:Aliette de Bodard(アリエット・ドボダール) 
2012年ネビュラ賞、ヒューゴー賞入選作品

『Fountain of Age』
作:Nancy Kress(ナンシー・クレス) 
2008年ネビュラ賞中長編小説部門受賞作

『The Erdmann Nexus』
作:Nancy Kress(ナンシー・クレス) 
2009年ヒューゴー賞中編小説部門受賞作

『Shiva in Shadow』
作:Nancy Kress(ナンシー・クレス)

『Scattered Along the River of Heaven』
作:Aliette de Bodard(アリエット・ドボダール)

『The Two Sisters in Exile』
作:Aliette de Bodard(アリエット・ドボダール)
 


 今回のトライアルでは参加者に上記作品の指定された部分を翻訳してもらう。豆瓣閲読の外国語編集者の校閲を通過し、最も良い訳者には豆瓣閲読と契約を交わし、1作品の全文章を翻訳してもらうことになっている。訳者は通常の翻訳料金より高めに設定(1,000文字/70元が相場らしい)した報酬と、電子書籍の印税20%を得られる。
 
 
 また以下の作品は既に中訳がなされ、まもなく発表される。
 

『After the Fall,Before the Fall,During the Fall』
作:Nancy Kress(ナンシー・クレス)   
2012年ネビュラ賞中長編小説部門受賞作

『All the Flavors』
作:Ken Liu(劉宇昆)
 2012年ネビュラ賞中長編小説部門入賞作品

『The Waves』
作:Ken Liu(劉宇昆) 
2012年ネビュラ賞中編小説部門入賞作品

『The Bookmaking Habits of Species』
作:Ken Liu(劉宇昆) 
2012年ネビュラ賞短編小説部門入賞作品
 
 
 読者参加型の翻訳大会。催しとしては非常に面白いですし、このページで参加者の声が聞こえるのも良いですね。アリエット・ドボダールはフランス人とベトナム人のハーフだからベトナム語が混じっていて翻訳がスゴい難しい。と普通の翻訳作業では有り得ないクレームが聞こえるのは楽しいです。
 
 トライアル翻訳の締め切りは8月31日までです。さてこれらの作品はどういう仕上がりになるのでしょうか。そして日本語版は翻訳出版されるのでしょうか。
 

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無題
名無しのオプ
お久しぶりです。
ナンシー・クレスについてはけっこう邦訳があるようで、今回の対象作だと「齢の泉」「アードマン連結体」の二作が『アードマン連結体』という短編集に掲載されているそうです。
アリエット・ドボダールは邦訳されている作品が今回の対象にあがっていない作品(「奇跡の時代、驚異の時代」)一篇のみ!さらなる邦訳が待たれますね。
ケン・リュウは今のところ「もののあわれ」と「紙の動物園」の二編の邦訳があるのみですが、再来年初春に独自編集の短編集が刊行されるそうです。その際に恐らくここに挙げられた短篇が含まれるのではないでしょうか。

邦訳に関していま一番大きな障壁は言語よりも読者の数、になっている気がします。中国は読者が増えているようで何とも頼もしい!
日本では読みたい層の発掘が急務だと思います。

時間合いましたらまたお食事でも!ではでは。
無題
阿井 URL
名無しのオプ様

貴重な情報有り難うございます。
なるほど、劉宇昆も邦訳デビューしていたんですね。
日本の出版社も独自に動いているのでしょうが、こうしてコミュニティサイト使われて翻訳者募るなんてイベント見せられるとスケールの差で負けた感じが……

最近そちらへ行ってないのでまたご飯でも食べたいですね。ではまた

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