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プロフィール
HN:
栖鄭 椎(すてい しい)
年齢:
40
性別:
非公開
誕生日:
1983/06/25
職業:
契約社員
趣味:
ビルバク
自己紹介:
 24歳、独身。人形のルリと二人暮し。契約社員で素人作家。どうしてもっと人の心を動かすものを俺は書けないんだろう。いつも悩んでいる……ただの筋少ファン。



副管理人 阿井幸作(あい こうさく)

 28歳、独身。北京に在住している、怪談とラヴクラフトが好きな元留学生・現社会人。中国で面白い小説(特に推理と怪奇)がないかと探しているが難航中。

 Mail: yominuku★gmail.com
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このブログは、友達なんかは作らずに変な本ばかり読んでいた二人による文芸的なブログです。      
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101日から国慶節長期連休を迎えた中国の北京ではオリンピック公園付近の国家会議センターで大規模なコスプレイベント I DO13が開かれていた。イベントには国内の有名コスプレイヤーやダンスユニットの他に海外からのゲストを招き、101日にはニコニコ動画の有名躍り手仮面ライアー217が来る予定になっていたが、私の目的は最終日の103日にあった。その日にはなんとニコニコ動画で有名なパンツレスリングの兄貴ことビリー・ヘリントンが来るというのである。ビリー兄貴が中国に来るのはおそらくこれで3回目で2012年には上海に、2014年には山東省東営市に来ている。

 

この機会を逃したら多分日本でも会えないと思った私は当日の3日、オタク趣味の友人(日本人)と会場に向かった。

 

イベント会場は国家会議センターの一階全てを使用しており、これまで私が行った北京のコスプレイベントの中でも比較的大きな規模だった。しかし各ブースで販売されている物は抱きまくらだったりTシャツだったりカラーコンタクトやその他の小物だったりで別段見どころはなかった。強いて言えば『うまるちゃん』グッズが妙に多くて、そのぬいぐるみを買っている来場者が目立ったことだ。あとは全体的にラブライブが優勢でアイドルマスター関係のグッズは少なく、時代の趨勢を感じさせられた。

 

・各種販売物や展示物

 

 

 

 

 

 

 

  


 ・兄貴待ち

出し物をするステージはメインとサブの2つあり、メインではダンスユニットの演目がずっと行われていて、ビリー兄貴はサブステージでの登場となる。私と友人はいくら兄貴とはいえ中国での人気は薄いんじゃないかと開演前に不安がっていて、もし観覧者が少ないようなことがあれば我々二人で精一杯声を出そうなんて話し合っていた。そして開演予定時刻の30分前にステージを囲うロープの一番近くに陣取り、兄貴の登場を待った。

 

  

そして当初の時刻より遅れること1330、ステージ付近は見渡す限りの黒山の人だかりができ、少しでも兄貴を間近で見ようと前のめりになる後方の観覧者のせいで、前列の我々は徐々にロープ側に押しやられていった。

 

人垣の中から兄貴が登場すると割れんばかりの歓声が次々に巻き起こった。しかし何故か兄貴は一旦セットの裏側に隠れ、壇上に上がった司会者が皆に「アニキ」(日本語)コールを要求する。「上海じゃもっと凄かったぞ」という司会者の檄が飛び、アニキコールは更に大きくなる。

 

そしてついに兄貴がステージに上がる。
 
 
 

 

既に後方からのプレッシャーが我々の立ち位置にまで及んでいて、最前列にいたはずの我々はいつの間にか前から3番目ぐらいの位置まで動かされ、場は混乱しつつあった。更に兄貴が参加者にレスリングを披露すると観覧者の熱狂と歓声がますます高まり、ここらへんで我々二人は身の危険を感じその場を離脱した。

 

1330から始まった兄貴の演目はその後希望者全員サービスへのサイン会へと移り、1530ぐらいにようやく終わった。
 


  ・宅舞(踊ってみた)大会

さて今度はメインステージの方を見てみよう。メインステージでは全国宅舞大賽(全国踊ってみた大会)と称したコスプレダンス合戦が行われており、正確な数は数えていないが参加者の大半がラブライブのコスプレイヤーだった。
 
 
 

  

そしてステージ周りにはこのような異様な集団がいた。


 

 

最初に見た時、こいつらはラブライバーなのか、それとも日本のラブライバーのコスプレイヤーなのか迷ったが多分前者で合っている。彼ら(女性もいる)はラブライブコスプレユニット全てのダンスを応援し、多分どのダンスユニットより運動量が多かったがしかし応援ダンスのレパートリーは少なく、日本のオタ芸のようなキレはない。中には体全体でサイリウムをぶんぶんぶん回す男もいたが、通行人にエライ邪魔がられていた。(正直、隣を通る時は当たるんじゃないかと怖かった)

 

 

そして最後は北京でもそこそこ有名なAKB48のコピーユニットが登場するものの、AKB48の曲は知らないのかラブライバーは応援を放棄。更に今まで散々ラブライブばかり見せられてこのユニットもうんざりしたのか踊りにはキレがなく、あんまり盛り上がることなく終わってしまった。

 

 

 

今回のコスプレイベントI DO13の総評としては、まさか日本では下火と言われている兄貴が中国北京ではまだこれほどの人気を持っているとは全くの予想外であり、あの熱狂ぶりを見られただけでも収穫だった。しかしトークといえるものがほとんどなく、すぐにレスリングとサイン会のイベントになってしまったのは残念だった。

以前の島田荘司のサイン会もそうだがせっかく中国まで来てくれたゲストのトークを観覧者は求めていないだろうか。それとも外国人のトークショーは難しいんだろうか。

そしてダンスはラブライブ一色になり、より楽しめなくなった。おそらくこれらのダンスユニットは以前はAKB48とかを踊っていたんだろうが、ラブライブの方が受けると思って宗旨替えでもしたんだろう。それは別に良いのだが応援団のラブライバーのせいで、彼等を応援させるために踊っているという主従逆転した構図に見えてしまい、この2つのグループで完結した世界をずっと見せ続けらて正直参った。

 

ラブライブを知らない観覧者のためにせめてユニットに親近感を持たせるために、せっかくプロジェクターがあるんだからダンス前に自己紹介の動画とか流して欲しかった。あと、応援団はホントいらない。


 ・EVAEXPOの結末

 

会場を出ると地下の吹き抜けにエヴァンゲリオンのポスターが掛けられているのを見つけ、ここがあのEVAEXPOの会場かと驚いたのだが近くにこんな張り紙が…

 

 

『新世紀エヴァンゲリオン20周年大展覧会北京駅』は敷地に不可抗力的な原因があり、安全性を考慮して関係部門からの指示を受けた結果、開催を取り消すことになりました。

皆様にご不便をおかけして誠に申し訳ございませんが、既にチケットを購入した方々はチケットを購入した会社で全額返還が行えます。ご協力とご理解に感謝します。

新世紀エヴァンゲリオン主催者

2015年10月1日

 


 

 

ネットの噂だと大型イベントを行うのに届け出をしていなかったせいで主催者側が警察に連れて行かれたってことなんだが…101日が本来の開催日ということは当日に取り消しが決まったのだろうか。相変わらずこの国はわからない。

 

 

 

・今回の戦利品

  

日本からの駄菓子

 

 

日本のコミケにも毎回出展している中国の同人サークルYonder voiceの雨音クロスロード

 

 

 

 

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