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栖鄭 椎(すてい しい)
年齢:
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性別:
非公開
誕生日:
1983/06/25
職業:
契約社員
趣味:
ビルバク
自己紹介:
 24歳、独身。人形のルリと二人暮し。契約社員で素人作家。どうしてもっと人の心を動かすものを俺は書けないんだろう。いつも悩んでいる……ただの筋少ファン。



副管理人 阿井幸作(あい こうさく)

 28歳、独身。北京に在住している、怪談とラヴクラフトが好きな元留学生・現社会人。中国で面白い小説(特に推理と怪奇)がないかと探しているが難航中。

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 邦人駐在員を拘束=「不正パチスロ店」で賭博行為―北京

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131112-00000070-jij-cn

北京市内の「不正パチスロ店」で賭博行為を働いていた日本人駐在員が公安に拘束されたというニュースが流れました。当該パチスロ店は日本人観光客や出張者が多く利用する北京市中心部のホテル近くにあると聞き、「ああ、あの日系ホテルCの近くか」とピンときた在北京日本人は多かったでしょう。

 

詳しい店名や住所は記事に載っていないので断言できません。ですがニュースにあるように『北京で発行されている日本語情報誌に広告が載っているパチスロ店』と言ったらあそこしか思い浮かびません。

 

 

 

写真は某フリーペーパーW誌の2013年11月号の広告(今回のニュースにあったパチスロ店との関連は不明)

 

しかしこの店、広告の右上を見てもわかる通り北京でもう4年は営業しているんですよね。私も不正パチスロ店のことはこっちで働き始めた頃から知り、上司から幾度と無く『絶対行くんじゃねぇぞ』と釘を差されました。
 つまり日本人社会では昔っから危うい場所と認知されていたわけで、今回のニュースを耳にしても何を今更と言った感じです。
5年に一度の『三中全会』を控えた公安に目を付けられてガサ入れされてしまったというところでしょうか。それともボロ負けした客の逆恨みを受けて密告されたということでしょうか。

 

これがきっかけになって日系スナック、クラブ、その他日本人経営の飲食店の取り締まりが厳しくなったらイヤですね。

 

あと、この広告を載せたフリーペーパーにも何らかのペナルティが下されるんでしょうか。誌面上で謝罪はあるのでしょうか。レストランの電話番号を1桁間違えていたより事はよっぽど重大ですけどね。 

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ちょっと反省すべきことがあったので。 

 

外国に暮らしているとその土地の風俗や習慣に否応もなく染まっていきますが、慣れていくとここはこうだからという勝手な思い込みで物事を判断してしまうことがあります。

 

私が住んでいる地区は一応中級から高級の部類に入る住居地らしく、各マンションに入るときにカードキーによる解錠が必要になります。夏の間は裏口が開いていてそこからマンション内へ自由に入れたのですが、冬になって寒気を遮断するためか裏口が封鎖されてしまい正面玄関からしか入れなくなりました。

このマンションに引っ越したとき、大家から「カードキーないんだ。でも大丈夫、問題ないよ!と言われ、カードキーをもらえませんでした。しかしドアを閉ざされた今、カードキーを持っている住人が来るまで門の前で待たなければならない不便を強いられます。

そこで裏口を閉ざされて以来、私はマンション一階にある売店に目をつけました。この店はマンション内の住人に向けて商売しているのですが、マンションの外に面しているドアもあり、そこから店内に入れるようにもなっています。私はここからマンション内に入ることにしました。

  

この売店は住居を改造したお店で、夫婦が暮らしながら店員をやっています。だから24時間営業と書いていても彼らが寝る時刻になると店を閉めますし、時間帯によっては子どもと一緒にレジのところでご飯を食べていたりします。

 

さて、その日も仕事も終えて売店の裏門を開けて店内に入ると、中にいたのは子供だけでした。特に買うものもないのでそのまま出て行くと、血相を変えた母親が突然店から飛び出してきました。どうやらトイレにいて私の入室に気が付かなかったようです。

そして私を見るなり物凄い剣幕で怒鳴り散らしてきました。

泥棒かと思った。と言われてもそりゃそうだなぁと思っただけですが、私が驚いたのは二度と裏門から入ってくるなという声です。

 

この母親は毎回裏口から入ってくる私に嫌気が指していたようで、旦那がいないその時に侵入してきた私に到頭キレたのでしょう。私はとにかく平謝りして、もう絶対しないと言質を取られてようやく解放されました。

 

しかし私は確かに正規の方法ではありませんが、裏口から入るぐらい別に大丈夫だろうとずっと誤解していました。それというのも彼らが気にしていないと思い込んでいたからです。

 

中国に長くいる外国人のマナーが悪くなることはよく聞きます。それも当然といえば当然で、毎日のように素行の悪い中国人を見ていたら自分もそうしても良いと思い込んでしまいます。

ただし、痰を吐いたりところかまわず喫煙する等の行動は中国でも許されているわけではありません。見逃されているだけで本来なら禁止されています。しかしマナー違反を見続けて、それに迷惑を被っているといつしか自分の中でこの場所ではこのぐらいのマナー違反ならやっても大丈夫だと思い込みます。

 

私もおそらく客には開放していない売店の裏口を使用したとき申し訳ないと思っていましたが、店の中でご飯を食べ、そしてパソコンでドラマをずっと見続けている、普通の店舗と異なる形態で運営する彼らはそんなの気にしないと思い込んでいたのです。ですがその結果私は散々怒鳴られました。

 

例えば中国の禁煙マークが付いているレストランでタバコを吸っても、高級店以外ならば大した問題にはならないでしょう。灰皿だって言えば出してくれます。しかしお店によっては如何にローカルな食堂レベルでもタバコを咥えた途端いきなり怒られるかもしれません。

 

中国全体では大丈夫だと皆に思い込まれている行動や、このぐらいなら大丈夫だろうという勝手な予測も、中国人個人と相対した場合それがとんでもなく非常識な行動になることもあります。

 

今回の件で私は猛省しましたが、その一方で何故怒られたのか腑に落ちず、いまだ完全には納得できていません。これは私が勝手に中国の常識と非常識の線引をし、裏のドアを開けたぐらいでは非常識的な行動をしたとは思っておらず、むしろ私を注意した女性こそ中国の基準に当てはまらない非常識な人間だと思っているからでしょう。

 

体に染み付いた偏見というのは本当拭いきれません。
   

 ちなみにカードキーの問題は、他の住人がキーロックを外して設定をずっと解錠状態にしたので解決しました。



 この間久々に日本人であることを理由に差別を受けまして、ちょっと身の振り方について考えた次第です。
 

 差別といっても内容は大したことありません。家の近所でタクシーに乗って行き先を告げたところ、その運転手が僕の発音を聞くや「お前なに人だ」と言い出し、僕も馬鹿正直に「俺が日本人ならなんだってんだ?」と喧嘩腰に答えたら「駄目だ、だったら降りろ」と乗車拒否を食らった次第です。
 

 国籍で差別されるのはヒドく腹が立ちますね。僕はあまり怒らない方ではあるのですが、流石にこの言い分には腹が立ち何分か押し問答を繰り広げたのですが埒が明きません。
 

 ここでこのバカを限界まで怒らせてぶん殴られてやった方が、反日デモがない今では愛国無罪も適用されないだろうから、むしろコイツにダメージを与えられるんじゃないかと思ったんですが、痛い思いするのはイヤですし、日本人を乗車拒否したコイツに更に日本人を殴ったなんていう武勇伝を作らせたくないので、車から降りたあとドアを手荒く閉めるだけに留まりました。

 
 その後に乗ったタクシーには別に何も言われることなく、無事目的地に着けたわけですが、もし今後もまた乗車拒否されちゃ堪らないので対応策を考えることにしました。
 

 何人かと聞かれた場合は「韓国人だ」と答えるのが模範解答らしいです。友人や会社の上司も実際そうしているらしいのですが、韓国人もそれほど好かれていないよなぁと思いました。
 じゃあ東南アジア人ならどうだろうと考えたんですが、いま台湾とフィリピン、中国とマレーシアでいざこざが起こっているのでこれも安全とは言えません。

 
 極論するとアジア全体が中国から嫌われている今はアジア人に化けることが間違いなのです。なのでいっそのこと欧米人を装うことにしました。

 中国にいる日本人同士がずっと会話をし続けられる話題の一つに接客態度の悪さが上げられる。

 やれメニューがいつまで経っても出てこないとか、レジで買った商品をぶん投げられたとか、品物の値段聞いたら調べもせずに適当な値段言われてぼったくられたとか、「これ火が通ってないから温めなおして」と言ったら舌打ちされたとか、「細かいお金ない」と言ったら舌打ちされたとか、「『涼』のビール頼んだのに全然冷えてねぇじゃねぇか」と文句言ったら舌打ちされたとか、在中日本人はこのような一触即発の状況を幾度と無く展開させてきました。
 

 かく言うボクも以前に近所の食堂に入り浸って、いっつもご飯を『打包』(テイクアウト)で頼んでいたらとうとう店員に顔を覚えられたようで、ある時ボクがいつものように注文を終えたら店員が厨房の方に「打包の奴が来たぞー」と叫ぶのを見てから二度と行くのを止めました。

 最近では、市場で珍しいオリーブの瓶詰めを見かけたので店員に値段を聞いたら店員ごとに異なる値段を口にして、最終的に5元ぐらい値下がりしましたが値段を間違えた店員の口から謝罪の言葉はついぞ出ませんでした。
 

 これが中国らしさと諦める忍耐力があるか、いちいち喧嘩を売る体力があれば中国で長く生活できるんでしょう。しかし先日コンビニでされたあまりにも失礼な仕打ちには怒りや悲しみを通り越して逆に店員が心配になりました。
 

 11日は休みを貰えたので春節気分を味わおうと近所の龍潭公園でやっている廟会に行って来ました。

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 廟会と言っても公園でやっているものは特に宗教色はありません。日本の縁日同様、飲食店やおもちゃ屋、ゲーム場などの出店が連なっているだけです。目新しいものはなかったのですが、昼前で腹が減っていたのでいろいろ買い喰いしました。
 
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 中国の露天には欠かせない羊肉の串焼き。肉の大きさで値段を設定しているのか、店によって3本10元だったり1本20元だったりします。

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 これは1本10元(肋骨辺りの部位かもしれない。新疆料理屋の串焼きに遜色ない味だった)

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 これは1本20元(全然羊肉らしくなくて今ひとつな味だった)
 


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