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江戸川乱歩に捧げた訳で
2008/01/30 [Wed] 19:23
いきなりで唐突であるが、今回のレビューは『くるぐる使い』大槻ケンヂ(角川文庫)である。
大槻ケンヂといえば、その楽曲のいくつかからも明らかなように江戸川乱歩のあの独特の世界観に強い影響を受けたアーティストの一人であり、そういった点に関してはまぁ『サーカス団、パノラマ島に帰る』なんてアルバムタイトルや「パレードの日、影男を消せ」なんて曲名を見てもらうだけで十分な訳だが、先日、近所の古本屋でたまたま見つけたこの本なんかは、特に顕著な例であるなぁと思い、今回のレビューに取り上げた次第である。
大槻ケンヂ氏の作家としての才能はすでに多くの場で紹介されているし、プロの作家も認めているところなので、ここでは割愛させて頂くが、本書は氏の作品の中でも比較的読みやすいものである。あると同時に、江戸川乱歩を彷彿させるグロテスクで妖しい雰囲気を現代に描いたという点でも大いに評価されるべき作品であると感じた。
本書は短編集であり、中には多少の不満を感じるものもなくはない。個人的には、主人公の妹が宇宙人にさらわれたと言い出す「キラキラと輝くもの」や、エクソシストとそれを祓うものの闘いを描いた「憑かれたな」は、あまり面白くないと思う。この二作品はどちらかと言えば、こうした不可思議な現象にはこんな考え方もあるんですよと、大槻ケンヂの小説付きで紹介しているに過ぎないように感じられた。もう少し踏み込んで小説をして欲しかったというのは読者のわがままな要求だろうか?
そんな訳で、私が一番気に入った作品が表題作でもある「くるぐる使い」である。これは戦前にくるぐる(頭のいかれた少女を指す隠語)を見世物に大道芸人をしていた外道の男が語る回顧録の体裁をとっているが、作中に出てくる「戦前」、「くるぐる」、「大道芸人」、「サーカス団」、「こっくりさん」といった、いかにもといった要素をふんだんに盛り込みながら、それらを短編という限りのある作品の中で十分に引き出している。外道の男の末路、そして男に買われたくるぐる娘の美那の最期は救いのないオチの中では救いのある方である。
江戸川乱歩の作品に影響を受けた妄想にとりつかれた少年の顛末を描いた「春陽綺談」は、いささかストレートに江戸川乱歩を取り上げすぎているのに対して、「くるぐる使い」は作品全体から江戸川乱歩のテイストが漂っており、これこそが本当のリスペクトであろうと感じた。
あともう一編、「のの子の復讐ジグジグ」という作品があるが、これは肌に合わなかった。こうした俗っぽい描き方も大槻氏は才覚を発揮するのだが、私としてはやはり「くるぐる使い」のような作品をこれからも書いて頂きたいと思う。
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