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プロフィール
HN:
栖鄭 椎(すてい しい)
年齢:
41
性別:
非公開
誕生日:
1983/06/25
職業:
契約社員
趣味:
ビルバク
自己紹介:
 24歳、独身。人形のルリと二人暮し。契約社員で素人作家。どうしてもっと人の心を動かすものを俺は書けないんだろう。いつも悩んでいる……ただの筋少ファン。



副管理人 阿井幸作(あい こうさく)

 28歳、独身。北京に在住している、怪談とラヴクラフトが好きな元留学生・現社会人。中国で面白い小説(特に推理と怪奇)がないかと探しているが難航中。

 Mail: yominuku★gmail.com
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このブログは、友達なんかは作らずに変な本ばかり読んでいた二人による文芸的なブログです。      
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 武道狂之詩 巻一 (簡体字版)
 
 推理小説ばかりではなく武侠小説のジャンルもチェックして知識を仕入れなくてはと微博で話題になっていた本を購入したら、これが予想以上の当たりだった。用語や表現は武侠小説に慣れていないと理解しづらいところがあるが、文章自体は非常に軽妙だ。フォントいじりも使用しているので、本書はライトノベル武侠小説と読んでも良いのかもしれない。まぁ喬靖夫先生の香港拳法でボコボコにされるかも知れないが。
 
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中国は明代正徳の時代、青城山には『巴蜀無双』(注:巴は今の重慶、蜀は成都)を掲げる武術集団『青城派』が存在した。青城派の若き剣士燕小六は付近の村で行なわれた果し合いの代理人として相手を殺すことなく勝利したその翌日、師により名を『燕横』に改められ、『道伝弟子』(注:弟子の身分だが他の弟子に武芸を教えられる立場)に命じられる。

 17歳にして『道伝弟子』となった燕小六は喜びに打ち震えたが、その一方で武力で他者を負かし、助けた弱者から報酬を受け取る自分たち武術家が巷にいるゴロツキと一体何が違うのかと苦悩した。

 しかし青城山の平穏は突如として破られる。湖広(注:湖北・湖南省)に本拠地を構える武術集団『武当派』が青城山までやってきたのだ。全員武器を帯びており、明らかに挨拶をしに来ただけとは見えない。身構える青城派の面々に対して武当派の代表は、青城派は今後巴蜀無双ではなく天下無双を名乗るように告げる。だがそれは天下無双を掲げる武当派に服従し、傘下に入ることを命じる屈辱の通告だった。


 
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およそ10年に及ぶ中国暗部への潜入取材がついに書籍化。サブタイトルの无数次 死里逃生 何度も命からがら生き延びたは誇大広告ではない。

 

著書は1,乞食組織編、2,売春集落編、3,売血組織編、4,ボッタクリバー編、5,代理出産会社編の5章に分かれている。著者の李幺傻は記者の身分を隠し勇敢にもこれらアンダーグラウンド社会に単身潜入し、自身を危険にさらしながら決死の取材を敢行する。

 

上司の匿名を受けた李記者は早速道端で乞食のふりをして物乞いをしていたら、その地区の乞食グループのボスから声をかけられた。ボスの承諾なしに『仕事』はできないと脅された李記者は前もって準備していた偽りの身分を明かしてその地区のグループに入ることになる。

 

こうして乞食グループに潜入した彼が目撃したのは乞食社会に存在する階級制度と厳しい掟だった。各地区を担当するボスたちは彼らを総括する大ボスから与えられたノルマをこなすために、部下に多種多様な物乞いをさせる。だがいくら頑張って稼いでも部下の上がりのほとんどはボスに行き、最終的に多額の金が大ボスへ上納される。もしそこで余計な色気を見せて金を誤魔化そうものなら例え1元でも容赦のない制裁がくわえられる。

 

歴然とした階級社会の中で李記者は文字が読めることを重宝されて大ボスを補佐する会計役に大抜擢されることになった。しかしマフィア並みの掟と前会計担当者の不在理由を知った李記者は一刻も早くこのグループから抜け出したいと願う。しかし監視が付いているため身動きがとれない。そんな中唯一頼れる存在だったアニキが失踪してしまったことでついに、ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない状態になった李は監視者の目を誤魔化してとうとう脱出に成功する。そして、警察に通報してグループを一網打尽にしたところで第一章が終わる。

上の反対は下。右の反対は左。

じゃあ攻めの反対は?

 801.JPG

デパートの普通の書店に売ってた。中国語では腐女801。こんなタイトルの本をデパートに置いていったい誰をターゲットにしてるんだろう。

 

日本にいたとき既に買っていたので別に25元も出す必要ないなとパラパラ読んだら、不思議なことに本の内容が記憶と若干違った。そして帯に只看不买的是总受!(立ち読みは総受けだぁー!)と書かれていたから、総受けはイヤなので購入を決める。

 

家に帰ってじっくり読んでから気付く。

これはただの翻訳漫画じゃない、腐女子指南書だ!

 

この前三里屯っていうバーエリアを歩いているとき、と言ってもまだ半袖で外を出歩けたときですけど、そこでこんなモンを見つけました

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desire欲望誌

 

この表紙、間違いなくエロ本です。

 

北京でこんな本にお目にかかるとはと研究がてら買ってみようとして驚いた、なんと140元。店員が薦めてくるので2冊買っちゃいましたよ。

最近久々に徹夜で読書をした。

 

最近、と書いたが2ヶ月前のことを最近で括って良いものか。そもそも2ヶ月も前に読んだ本のレビューを今頃やること自体おかしいんじゃないのか。だが時間が取れないのだ。ボク個人の時間が少ないと言うだけではなく、その少ない時間の中でレビューを書いてやろうという気が起きるのが更に少ないのだ。

 

 

 

以前、本当にずっと前に、まだボクが留学生活をのびのび楽しんでいたときに、筒井康隆がライトノベルを書くという話を聞いて、親に頼んでファントムを送ってもらったことがあった。

 

その誌上で特集されていた郭敬明という若手上海人作家の作品が一部ではあるものの翻訳されて掲載されていた。

 

その翻訳者が泉京鹿氏だった。

 

氏はこれまで周国平のニュウニュウや余華の兄弟などのヒット作の翻訳を手がけており、おそらくこれが初めてのジュニア小説だったのだろう。

 

これを読んだとき、中国のジュニア小説ってこんな風に翻訳して良いのかと素直に感心した。

 


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