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プロフィール
HN:
栖鄭 椎(すてい しい)
年齢:
42
性別:
非公開
誕生日:
1983/06/25
職業:
契約社員
趣味:
ビルバク
自己紹介:
 24歳、独身。人形のルリと二人暮し。契約社員で素人作家。どうしてもっと人の心を動かすものを俺は書けないんだろう。いつも悩んでいる……ただの筋少ファン。



副管理人 阿井幸作(あい こうさく)

 28歳、独身。北京に在住している、怪談とラヴクラフトが好きな元留学生・現社会人。中国で面白い小説(特に推理と怪奇)がないかと探しているが難航中。

 Mail: yominuku★gmail.com
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このブログは、友達なんかは作らずに変な本ばかり読んでいた二人による文芸的なブログです。      
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古書店に行っても目当ての本が見つからない。こんなことしょっちゅうだ。そういうときって皆さんはどうするだろうか?

 

手ぶらで帰る?それはもっともな意見だが、ちょっと肝心なことを忘れている?確かに、古本屋なら長居しても手ぶらで帰ることに抵抗はない。しかしその場所が古書店だったら?本に囲まれているのに全然楽しそうじゃないお爺ちゃんがいて、20年前の実用書にまだ平気で半額の値を付けていて、店内で一番面白い本って店主の周りに転がってるんじゃないかって誤解する古書店で手ぶらで帰れるだろうか?

 

そもそも古書店なんて長時間本を読むところではない。本棚をざっと見上げてお目当ての物がなければさっさと立ち去ればそれで済むことだ。だが気になる本を見つけたら手に取ってパラパラ読んでみたくなるのが人情というもの。そして「ふんふん」「へー」など店主に聞こえるかどうかの声量でうなずき、裏表紙ではなく見返しに付いている値札を見て棚に戻す。

 

さっ(棚から本をつまみ取る)

パラパラ(目次と後書きに目を通し、コレが何の本で作者はどんな人物か調べる)

へーほー(中身を読み理解をしたフリをする)

あー(予想を上回る値段に驚く)

 

この動作を繰り返すと店を出るタイミングを完全に逃す。

自分以外の客は頃合いを見計らって出て行っているので、いま店主に注目されているのは自分しかいない。

 

さてここでどういう行動を取ればいいのか。

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本屋に寄るのも良いが、毎日通い詰めてしまうと興味のある本にはほとんど目を通してしまい読むものはなくなる。新規開拓のためエッセイ漫画コーナーに立ち寄ることにした。

 

エッセイ漫画と言えば実録育児ものが王道で今でも人気を博すジャンルだが、他には夫婦もの、最近では親子ものもテーマに選ばれる。また現在の世情を反映してか家族の鬱病と言った現代人が視野に入れながらも実際には向き合いたくない重いテーマも俎上に上げられる。

 

そんなコーナーの一角で懐かしい絵柄が目に留まった。あの育児漫画の金字塔ママはぽよぽよざうるすがお好きの作者がそれの続刊とも言うべき本を出していた。

前作ママぽよではまだまだ小さい子供だった息子と娘が、最新作かわいいころを過ぎたらでは成長した姿で見られます。前作の読者ならあの子供たちがこういう風に成長して今では自分の意志で進路を選ぶようになったのかと親のように感慨深げにページをめくるのでしょう。

 

しかし彼らに向けて一方的に視線を送る観察者になれない読者には作者と同じ気持ちに耽ることはできないだろう。

北京生活経験者の本を3冊立て続けに読んだ。本の発行年も著者の職業も違う3冊の共通点は著者が女性と言うことだ。

 

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踊る中国人 原口純子+中華生活ウォッチャーズ200210月発行)

 

著者の原口さんと中華生活ウォッチャーズは全員中国在住の女性たち。本書は日本人が中国生活をする上で絶対に起こるだろうハプニングや疑問(つまりは日常茶飯事)を書いたエッセイ集だ。

 

あるあるとうなずくネタがあれば、ボウヤにはわからない女性(主婦)ならではのネタもある。97年に出版された本を02年に文庫化するに伴い大幅な加筆修正が施されている物なので、賞味期限切れのネタもあるにはあるがそれでもほとんどがまだ通用する。北京人のライフスタイルは10年そこらで簡単には変化しない。

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今日も、北京てなもんや暮らし 谷崎光20095月発行)

 

もともと中国の商社に勤めていて現在は中国在住作家として活躍している著者が書いた北京生活のエッセイ。しかし日本人が遭遇する事件をただオモシロ可笑しく取り扱わず、内容は著者の知識と能力に裏付けされている。ニュース的性格の強いエッセイだ。

 

変な事件(日常茶飯事)に巻き込まれても、「コレだから中国は」という愚痴に終わらず原因を調べ立ち向かう。中国の犯罪の構造と裏側にある各人の思惑などを著者の体験を交えて書いているので読みやすく、犯罪をあまり重く取り扱っていない。

 

せっかく日本にいるんだから、と友人に薦められて始めたTwitter。現在、ソイツとすしバーさんの二人からしかフォローされていない。誰かフォローしてください…

有名人の、これからテレビ撮影だとか来週どこどこでサイン会だとかの北海道釧路にいる田舎者には全く関係のないつぶやきを聞くのもいい加減飽きた。

誰とでも気軽にフォローができ、世界中の人間とつながれるというのにものすごい疎外感を味わっております。



ネット巡回してたら気になる話が。乱歩の『芋虫』って発行当時は内容が反戦的という理由で伏せ字だらけの掲載になってしまい、その状態のままの小説がずっと出版されていた。しかし最近出た新潮文庫版は伏せ字部分が見事に訂正されて、乱歩が書いたままの文章が読めるらしい。

 

この『芋虫』をたまたまググったら、大学時代ゼミでこの伏せ字を自分なりに埋めるって言う授業をやったことがあるって日記を見つけた。

 

こういう授業、ボクもやったことがある。中学時代の国語の授業でのことだ。素顔同盟という話の続きを書けという内容だった。当時のボクは、なんて斬新な授業を考えるんだと先生を尊敬したものだ。一時限丸ごと使って原稿用紙3枚ほど話の続きを書き連ねた。レポートの提出はなかったので授業終わりに友人と見せ合いっこすると、地下組織やスパイが登場する冒険活劇になっていたのにはショックを受けた。

 

その後大学に進学し、札幌や小樽出身の奴らと話すうちにその授業はなんら特別じゃなく少なくとも全道各地で行われていたことを知る。(出身が違う友人と国語の教科書について喋る事って文系男子なら絶対やったことがあると思う)

 

芋虫の伏せ字当ては答えがあるし、当時の歴史背景や乱歩の嗜好を推理しながら解いていくとなかなか面白いだろう。

 

伏せ字と言えば西尾維新の傑作『戯言シリーズ』で、主人公が「××××」と言い放つシーンがあった。4文字なんで直感的に『キチガイ』って言ってるんだなとわかったが、こんなに簡単に連想させられたら伏せ字の意味なんかあるんだろうか疑問に思った。

 

いくら差別用語と糾弾されて字が消されても、その単語を知る人間がいる限り全てをなくすことは不可能だ。あと、差別用語って実は使って良いのだ。テレビで使っても『ピー音』入るし、出版物ならわざわざ伏せ字にしてくれるし。だからちょっと書き方を工夫すれば何文字黒く塗り潰しても全然痛くない。今の世の中何でも書いて良いんだ。

 

でも一番は他者の手が入っていないそのままの作品。小説読んでて不意に伏せられていないキチガイなどの単語を見かけるととても胸が熱くなる。


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