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プロフィール
HN:
栖鄭 椎(すてい しい)
年齢:
42
性別:
非公開
誕生日:
1983/06/25
職業:
契約社員
趣味:
ビルバク
自己紹介:
 24歳、独身。人形のルリと二人暮し。契約社員で素人作家。どうしてもっと人の心を動かすものを俺は書けないんだろう。いつも悩んでいる……ただの筋少ファン。



副管理人 阿井幸作(あい こうさく)

 28歳、独身。北京に在住している、怪談とラヴクラフトが好きな元留学生・現社会人。中国で面白い小説(特に推理と怪奇)がないかと探しているが難航中。

 Mail: yominuku★gmail.com
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このブログは、友達なんかは作らずに変な本ばかり読んでいた二人による文芸的なブログです。      
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Twitterの裏技サイトにアクセスできなくなり、北京でのTwitter生活一時停止。また新しいサイトを探し出すのが面倒くさい。

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そして歳月・推理8月号読了

 

 

巻頭カラー特集は『輝ける血に塗れたミステリの新星たち』

新星と書いているが紹介されている小説家はみな有名どころばかり。名は知られているが食わず嫌いされてしまう作家と作品を挙げている。米澤穂信、湊かなえ、三津田信三、恩田陸、伊坂幸太郎、平山夢明などが出ているが特に大した共通点はない。

 

今回掲載されていた中国人作家の作品は5作品。そのうち読んだ2作品をここで紹介する。

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帰宅途中に交通事故を見た。乗用車と2人乗りのオートバイが別々の車線からカーブを曲がる際に接触した事故だ。

 

車がスピードを出さずに走るのは北京では当たり前の交通事情だ。オートバイに乗った二人も車体に接触し転倒こそ大した怪我はなさそうだ。

だが車から出て来た人間を見て厄介な問題になりそうだと感じた。乗用車には乗客がいた。車の助手席から降りたのは白人の外国人、つまり乗用車は黒車(白タク)だったということだ。

 

憮然とした表情の運転手とは違い、罪悪感と気恥ずかしさを浮かべた外国人は如何にも居心地が悪そうで倒れている二人を見ている。心配をしている風ではない。

 

ノーヘルで二人乗りのオートバイと黒車、果たしてどちらが警察に連絡するだろうか。北京の交通状況は窮屈でせせこましい。車のナンバープレートで運転の制限をかけているがそれも焼け石に水程度の効果しかなく、ドライバーは快適とはほど遠い運転をしている。

 

車はスピードを出してはいないので事故が起きても重大な怪我には及ばない。しかし事故となればただでさえ狭い車道に車を放り出してドライバー同士が言い争う。冷静に電話を掛け保険会社?に連絡している状況も見かけるが、熱くなりすぎたドライバーの警察が来てもまだ言い争っている姿も良く見かける。

 

 

しかし今日のようなケースの場合、理はどちらにあるのだろう。普通の車両同士の交通事故でさえお互い自分に非があることを隠して相手が悪いと指摘しわめくのが常なのだ。中国の法律でノーヘルは合法だろうが、2人乗りは不明だ。そして黒車は公然の存在ではある物の全くの非合法である。

 

すねに傷を持つ両者の言い争いがこれから起こるであろう事故現場をあとにして、おそらく何の罪もない外国人が一番可哀相に思えた。

 

 

一ヶ月半北京から離れていたボクは最新の北京情報を収集しに行こうと日本人が経営している近所のカフェで日本人向けフリーペーパーを持ち帰った。

 

その中の一冊に北京のナイトスポットを紹介している雑誌がある。スナックやクラブの広告には雑誌の規定で人物の写真を使ってはいけなかったり、扇情的な言葉を載せてはいけなかったりする。だから各雑誌ともに間接的な表現を用い、写真がダメならとイラストを持ち出してくる。

 

この雑誌、けっこう前から明らかに日本のイラストを無断使用していて読者を楽しませてくれていたのだが今月号にとんでもない人物がスナックの広告内にいた。

 

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ハルヒがいるならオレ、貯金切り崩しても通うぜ!!

 

と意気込む客がいるのだろうか。ターゲットは3040代のオジサンだと思うのだが。でも雑誌の中で一番目を惹いたのがコレだったりする。

 

昨日北京に帰ってきた。30度を超す北京の夏は鈍色の空の下で動き回る人間の体を鈍重にさせる。しかし先週40度超えを経験した人間に言わせれば、どんな天気でも耐えられるそうだ。しかしその『慣れ』は結局少しでも暑さを感じたら迷わずクーラーを点ける思い切りの良さだと思うのだが。

慣れと言えば帰国して札幌の街を友人と歩いていると、北京の横断歩道よろしく赤信号を無視しようとして注意されたり、酒の席で声が中国人並みに大きくなったり周りに迷惑を掛けたがそれも2,3日で日本人らしさを取り戻した。

そして今度は中国にいる友人に迷惑を掛けることになる。はてなブックマークとかで発見した面白いサイトを紹介したら、中国では規制されているfc2やジオやニフティーで彼らをやきもきさせたりしてしまった。

中国で見れないサイトと言えばTwitter。しかし流石上に政策あれば下に対策がある国である。百度で調べると個人が発明したTwitterの登録方法が悪びれもせず堂々と載せられている。
さっき裏技を使ってTwitterへログインしたのだが、つぶやきなどはきちんと表示されるのだが壁紙や案内は中国語で本家とは全くの別物であり、そもそものURLがTwitterのものではない。中身のみを違う器に入れ替えたようなものだ。

便利だからありがたやありがたやと使わせていただいているが、この裏技サイトがいつ閉鎖の憂き目に遭うかははっきり言って運だ。もしやこのサイトをエサに公安が危険人物のログを取ってコメントを監視しているんじゃないかという危惧もある。

中国のような自由のない国で便利を求めたらあとでどんなしっぺ返しが来るかわからない。別に自分のような外国人にわざわざ出向くほど公安も暇じゃないだろう。問題は便利だとありがたがっていたモノなんて、いともたやすく消されてしまうことだ。

代用品なんてすぐに出て来る。この裏技サイトが消されてしまっても自分はまた別の方法を探し、Twitterをやり続けるだろう。しかしそんなイタチごっこの渦中にいつまでもいるわけにはいかない。便利を求めることに疲弊してしまいそうだ。

今まで日本では当たり前のことができない状況に、北京にいるんだから仕方ないと諦める事なんて山ほどあった。Twitterをし続けているとますます他人と比較してみじめになってしまいそうである。

だからこそ北京だからできることを探さなければいけない。じゃないと何のために戻ってきたのかわからない。


とりあえずダイエットでも始めようか。
サラリーマン時代は三食を外食で済ませ、途中ストレス性過食を患い、帰省したら座っているだけで出て来る親の料理をあてにし、地元美味いもの巡りをし続けた結果体重計がエライ数値を叩き出した。


買ってしまった幽霊ネタ四コママンガ。霊媒先生と書いてるけど、ぬーべーみたいに妖怪とガチバトルしたり除霊をしたりするわけではない。あくまで幽霊を呼んでしまう先生と、その周りにいる生徒が主役であり漫画に出て来る妖怪や幽霊にキャラクターはあまりない。

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この表紙を見てもらってもわかるとおり主人公のキバヤシ先生は霊媒先生と言うだけあってなかなか癖のある外見をしている。

花子さんのようなおかっぱ頭に麻呂まゆ毛、バッチリ大きく見開いた眼に点のような小さな黒目。不健康を代表する目の下のクマ。首にかけている大きな数珠と滝行のときに着るようなノースリーブのワンピースは決してお洒落なファッションではない。

 

同じ霊能者教師ぬーべーの左手のみ黒手袋なんて個性派教師としてはまだまだヌルすぎる。

 

この霊媒先生は現実社会にはまずいない外見をしている。しかし身体や思想が一般人とギャップがあり偏っている女の子ほど慈しみ保護したくなる。つまりは『萌え』の対象になる。

 

その人の漫画を始めて読んだのは高校三年生の頃だったか。ずっと昔から親の本棚にあるのに、歩み寄っていると思われるのが恥ずかしく興味を持たないようにした。

しかし読んでみると、その四コマ漫画にはまってしまった。青年誌掲載で不条理や哲学がテーマの学生が理解するには難解すぎたが、つまらないとは思わなかった。きっと自分の読解能力が足りないのだろうと、辞書を引き、漫画のネタになった専門書に手を出したこともある。
四コマ漫画の癖に20巻ほどの単行本が出ていたがすぐに読み終えた。

物足りなくなり、その作者が描いた別の漫画も全部読んだ。

新刊が読みたくてたまらず、親の代わりに本屋で買っていた。

大学に入学すると帰省するたびに本棚から単行本をかっさらい、全てに目を通した。一度読んでいる内容に新しい笑いを発見した。例え読者に理解させないよう描いた漫画でも、何度も読み返すと作者の意図がわかるようになり誤解が解かれていった。不条理な四コママンガは徐々に難解ではなくなった。

せっかく初期作品を理解できるほどの年齢になったのに、作家の方は新しい読者に受けようと、初期作品に存在していた作者の描いても書いても充ちぬ自己満足の慢性的な欠乏感がなくなり、良い意味で言えば洗練され、古くからの読者が見ればきっと物足りない内容になってしまった。四コママンガも不条理系ではなく、作者が実際に見聞きしたことをネタにする実録系になっていった。

大学を卒業する頃になると、雑誌上にこの作者が連載している漫画を見つけることが難しくなった。新刊を買うと初期シリーズにあった読者に漫画の面白さを半ば強迫的に訴えかけるクドクドしさが復活していて、ページを透かして裏から見ると歪みに歪みまくっていた絵柄は見やすくなっていた。

だが、この読みやすさは果たして求めていたものだったのか。そもそも、読みづらくて誰かを頼りたくなるような難しい内容だったから自分は好きになったんじゃないだろうか。

その後もその作者は掲載誌を転々として細々と漫画を描き続けた。ボクは逃亡犯のような彼を追い続けるのに疲れてしまった。彼の噂はごく稀に耳に入ったが、予想を裏切るグッドニュースは一つもなかった。

その作者は萌え四コマとは対をなす、ネタ重視の漫画家だったからその凋落を見るに忍びなかった。


興味を失った作家の今後
なんか見ない方が良いだろう。だが彼がホームページを運営しているとの噂を聞いて、少しばかり残酷な読者心理を見せてそのサイトを覗いてしまったのだ。

日記と刊行情報を主とするサイトのBBSはファンとの交流場所になっていて、管理人である漫画家は丁寧に返信をしていた。日記は趣味のこともあれば、昨今の漫画業界に対する怒りや期待を綴っていた。

しかし、読者であったボクは思った。
ホームページにクドクド書くぐらいなら、それを漫画にしろよ。第一線から遠退き漫画を売れなくなった人間なんてブログぐらいしか意見を表明できないのか。

漫画家なら漫画で表現してくれ。

ネットがない時代、消えた漫画家のいまを知るのは大変難しかったし、彼らも漫画以外で自己を主張する術を持っていなかった。だから『消えた漫画家』なんていう珍奇な特集本に価値があった。

しかし現在、力を無くした漫画家が読者の前から消えることは大変難しい。ネットに拠点を移し再起を図っている人間もいるだろうが、しかし読者はそこに現役を退いたロートルの悲哀と新しく生まれてくるものへの嫉妬を感じる。

ネットのおかげで読者は作家との距離をだいぶ縮めたが、『ただの人』になってしまった作家たちの老醜とも呼ぶべき姿を目撃することになる。

今回帰省して本棚の奥の方に突っ込まれた漫画を再び手にとって読んだ。漫画以外に自己表現の場所がないと打ち込んでいる作者の鬱憤や不満が詰まっている初期作に、高校生の頃よりも面白さを感じた。そして、現在はネットが一番の情報発信の場所にしている作者のことを思うと、それ自体が自虐ネタに見えてくるのである。




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