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プロフィール
HN:
栖鄭 椎(すてい しい)
年齢:
42
性別:
非公開
誕生日:
1983/06/25
職業:
契約社員
趣味:
ビルバク
自己紹介:
 24歳、独身。人形のルリと二人暮し。契約社員で素人作家。どうしてもっと人の心を動かすものを俺は書けないんだろう。いつも悩んでいる……ただの筋少ファン。



副管理人 阿井幸作(あい こうさく)

 28歳、独身。北京に在住している、怪談とラヴクラフトが好きな元留学生・現社会人。中国で面白い小説(特に推理と怪奇)がないかと探しているが難航中。

 Mail: yominuku★gmail.com
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このブログは、友達なんかは作らずに変な本ばかり読んでいた二人による文芸的なブログです。      
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 今月は本と呼べるものを一冊も読めてない。ギギギ…これも仕事が悪いんじゃ……なんでボクだけ昼休みが30分程度しかないんだよ、タニタ食堂を見習えっつーの。


 大規模な反日デモが終わって10日ぐらい経ちますが、今時期になってもまだ店先に『釣魚島是中国的』ポスターを貼っている日本料理屋を見ると、そのタイミングの外しっぷりにワクワクします。なんかコミケで帰りの地下鉄までコスプレのままならともかく、降りてから家に帰る道中仲間と別れて一人になってもまだ仮装したままでいる人を見ているみたいで、逆に応援したくなります。

  やっぱりどこの世界にもハシゴを外される気配がわからずにずっと登りっぱなしのままのヤツっていると思うんですけど、中国にいると真っ先にハシゴを登ったとしてもしばらく経ったら空気を読んでソロソロ降りてどこ吹く風を気取ることが大事ですね。

 ずっと登りっぱなしだと次の標的にされかねませんので。

 第三者を気取るのがこの国で暮らす一番の身の振り方ですが、どうしても第三者になれない立場だと事が終わって頃合いを見て口笛吹きながら『あれそんなことあったんだ』とうそぶけばいいんですよ。そして、別の敵を探して今度は攻撃する側に回れば済むことです。

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 yitigan.jpg

 先週(9月14日~18日)あたりの中国の雰囲気をAA(アスキーアート)で例えるならこんな感じかな。
 
 
 さて、山場の9月18日を超えた北京では日本料理屋から国旗やポスターが剥がされ、街は普段通りの光景を取り戻しつつあります。いや、もともと北京にはデモの影響なんかなかったのかもしれません。しかし、今も尚外出先で日本語を使うことを躊躇ってしまうのは、やはり街中にはまだ緊張感が漂っているからでしょうか。
 

 反日デモなんて毎年行なわれている恒例行事なんですからそんなビクビクする必要はないんですけど、過去最大規模とか言われるとやっぱり萎縮してしまうのは事実なんですよ。日本料理屋が五星紅旗で覆い尽くされ、車や日本と何の関係もない一般店舗にまで『釣魚島是中国的』というポスターが貼られているのを見ると、せっかく根付いた北京からどんどん孤立させられていく気がしてならないんです。
 
 でも尻馬に乗るような形でどんな企業の広告にも『釣魚島是中国的』と書かれているのを見ると、中国にとって重要なメッセージが自国民のせいでキャッチコピーにまでランクダウンさせられて、結局は一過性のものだったんだなぁと感じざるを得ず、出遅れた企業を逆に心配する余裕すら持てます。
 
 きっと夏の暑さが残っている今のうちに、2008年の四川大地震の際に売れた『四川加油』(四川がんばれ)Tシャツのように今度は『釣魚島是中国的』Tシャツが飛ぶように売れて、年末(新暦)には『釣魚島是中国的』が中国の流行語大賞の1位を飾るっていうアングルが出来上がってるんでしょう。
 
 
 ピークが去って今回のデモを冷静に見れるようになって、何で今まで怯えていたんだろうと理由を考えますと、私はこの行事を楽しんでいる中国人を羨ましがっていたんだと気付きました。

 暴走する反日デモに対し理性的な愛国を呼びかけていた中国人は地下鉄に乗ったことないのだろうか。
 
 19日に公安当局から北京市民に向けてデモ禁止のショートメールが流され、北京の反日デモはとりあえず落ち着いたようだ。しかし中国の国旗五星紅旗が掲げられたままの日本料理屋や営業を再開したセブン・イレブンを見るとまだまだ油断はできなさそうだ。
 
 中国各地で起きた反日デモは規模も被害も地域で異なるが、デモの名目で繰り返された破壊行為や略奪の光景は日本人の目にはショッキングに映ったことだろう。しかし、この暴動の実態に中国人自身がショックを受けていることが不思議でたまらない。
 
 果たして中国人は今回のデモが平和裏に終わるなど本当に信じていたのだろうか。
 

 CIMG0252.JPG

 昨日17日、会社に中国の商務委員会というところから安全のため9月18日の営業を取り止めるよう通達があった。この措置が果たして北京の日系企業全てに取られたかは不明だし、どのくらいの強制力があるかわからない。だがうちの会社はこのお達しに従い18日は臨時休業することにした。
 この通達の意味は柳条湖事件から81年目の9月18日に何かが起こる可能性が高いことを表しているだろう。
 

 今回の反日デモは日中の国交が正常化されてから過去最大級の規模だと言われている。大使館からは連日公共の場では言動を慎むようにとメールで注意を受けているが、そのメールも徐々にきな臭く緊張感漂う内容になってきて、とうとう18日の窓口業務を休止する知らせが来た。

 
 今のところ北京でデモによって日本大使館以外に大きな被害が出たという情報はない。しかし安全だと思っていた場所が何かのはずみで危険地域にならないとは限らない。デモを直接見ていなくても、連日の報道にじっくり耳を傾けていなくても、いつもどおりの日常生活を送ることが既にデモの狂気に触れているのだ。
 

 laoqian1.JPG 

 いただきもの。

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 『老千』とは1,000もの手練手管を弄して人を騙す詐欺師を指す中国語です。本書では食い逃げやボトルアタッカーなどのチンケな詐欺の手口が詳らかに書かれ、巨額の遺産を騙し取るような大掛かりな仕掛けがドラマティックに描かれます。
 食い逃げしたその足で5つ星ホテルのホテルマンになりすまし、スイートルームから現金等を盗み去るそのフットワークの軽快さは無数の詐欺の手口を扱う物語の導入部にふさわしいでしょう。

 
 すけこましの演技派詐欺師単子凱、ハイテクに通じた梁融、美貌を武器に男を手玉に取る司徒穎、智謀に富んだオールマイティー型の陸鐘、そして彼らをまとめる老年詐欺師の韓楓の5人は基本的に悪人のみをターゲットにしているようですが、前述の食い逃げとかボトルアタッカーなんかはカタギの人間を狙った詐欺ですので、本書を『クロサギ』みたいな勧善懲悪モノとして読むとちょっと腑に落ちないところがあります。しかし大仕事となると5人がそれぞれの持ち味を生かして悪人相手に大芝居を打ち、見事大金をせしめる展開はベタだし上手く行き過ぎの感がありますがやはり痛快です。
 

 希望を言うなら、この小説は短編集みたいな構成なので主人公たちは仕事が終わればまた別の仕事に移ってしまい緊張感が長続きしません。だから1つの重大な詐欺事件のみにスポットを当てた長編小説であって欲しかったです。更に言えば『上に政策あれば下に対策あり』と言われる中国なのだから、法の抜け道を掻い潜ったり法律を逆手に取ったりして悪徳企業をはめると言った展開を期待したのですが、そこらへんは残りの3巻に期待しましょう。
 
 詐欺師のギルドがあったり、詐欺の奥義が書かれた古文書が登場したり、現代が舞台なのに武侠小説に出てくるような厳格な徒弟制度を詐欺師の組織に当てはめるなど、どこまで本当のこととして読めば良いのかわからなくなる小説で、なかなかハッタリのきいた佳作でした。


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