大方の中国人にとって5月3日は『五一』連休の最終日ですが、木曜と金曜も出社していた私にとっては休みの初日であり、中国の暦通り5月4日から働く私にとっては最後の休みです。
その希少な時間を使って果実酒を作りました。
今回作った果実酒は酒に果物を漬け込むという日本ではポピュラーなものですが、どうやら中国では果実をアルコール発酵させ醸造酒を作っても良いそうです。
日本なら個人での醸造酒の製造はポリス沙汰ですが、中国ではネットで『果酒』と検索すれば葡萄等の醸造酒の作り方を調べることができます。もっとも中国には果実を米酒や白酒に漬ける果実酒も存在するので何がポピュラーでマイナーかとは一概には言えないでしょう。
まぁ醸造酒は難しそうなので今後も作ることはないでしょう。葡萄を何かに漬け込むことはあるかもしれませんが…
そして今日一日を費やして作った果実酒が以下の4つです。
(作るにあたり果物は全て三源里菜市場で、お酒は輸入食品販売店『Jennylou`s』で購入しました)
キウイのホワイトラム(バカルディ×2本)漬け
ラムと果物は合うんじゃないかと思い、酸味と甘味の強いキウイと組み合わせてみた。ラム酒はブラックのほうが好きなんですが、ビジュアルを考えホワイトラムを使用。
アメリカンチェリーのテキーラ(JOSE CUERVO テキーラシルバー)漬け
もう一本アメリカンチェリーを使った果実酒を作ったのですが、それには色付きのお酒を使用するため、漬け込みの様子が観察できるようにこれには透明なテキーラを使いました。
スターフルーツのウォッカ(フィンランディア)漬け
一時期スターフルーツにハマっていたんですが、とあるサイトでこの果物にはカリウム程度しか栄養素が含まれていないことを知り、言わば奇妙な形をした水に過ぎなかったことがわかって購入を控えておりました。ですが、JOJO第三部のアニメ化を祝して製作。スターフルーツはジューシーで甘いのですが、エグみもあるためウォッカがそれを消してくれることを期待しています。
アメリカンチェリーのウィスキー(Grants×2本)漬け
今回の本命。これを作るまでに使用する氷砂糖を漬け込む果物の40%の割合で入れていたのですが、ホワイトリカーとは違って単体でも飲めるお酒で漬ける場合はそこまでの氷砂糖が必要なのかと気付き、20%程度の200グラムに抑えました。
ちなみに各果実酒にかかった値段は以下のとおりです。
キウイのホワイトラム漬け 247元
アメリカンチェリーのテキーラ漬け 171元
スターフルーツのウォッカ漬け 150元
アメリカンチェリーのウィスキー漬け 256元
材料代だけで合計824元かかりました。1元16円のレートだとすると、13,000元程度です。これに瓶代を足すと15,000円ぐらいになります。日本で作った場合とどっちが安く済むんでしょうかね。
成功と言えるかどうかは3ヶ月先の話になりますが、上手くいけば今度は果物のミックス漬けとかやりたいものです。
今後中国に何年いるのか自分でもわかりませんが、果実酒を作るたびに「呑み頃になるまでは帰国しないでおこう」と小さな決心をしたいです。