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プロフィール
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栖鄭 椎(すてい しい)
年齢:
41
性別:
非公開
誕生日:
1983/06/25
職業:
契約社員
趣味:
ビルバク
自己紹介:
 24歳、独身。人形のルリと二人暮し。契約社員で素人作家。どうしてもっと人の心を動かすものを俺は書けないんだろう。いつも悩んでいる……ただの筋少ファン。



副管理人 阿井幸作(あい こうさく)

 28歳、独身。北京に在住している、怪談とラヴクラフトが好きな元留学生・現社会人。中国で面白い小説(特に推理と怪奇)がないかと探しているが難航中。

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827日に『第23回北京国際図書博覧会』(以下、北京ブックフェア)に行ってきた。今年は824日から828日まで開催されていたが、例年と違い毎日一般参観が可能だったようだ。(去年は一般参観が土日だけで平日は企業しか入れなかった)

 

いつもどおり14号線『国展』駅前の中国国際展覧中心が会場になっているが、駅前でダフ屋がチケットを定価20元の半額の10元で売っていたのが気になった。

 

 

去年2015年は抗日戦争勝利70周年ということもあり関連書籍がたくさん出ていて結構賑やかだったが、それに比べると今年はそれほどでもなかった。

 

今年の北京ブックフェアの様子。

  

 

 

  日本ブース

 

  

講談社がトップに居るのは毎年恒例。

 

 

小さなスペースで安野モヨコ展をやっていたのは何故だろう。あと、安野モヨコは中国語だと安野夢洋子というのか。

 

アニメイトコーナーのおそ松さん特集。北京にもアニメイトがあるが王府井のカフェで~までコラボイベントを開催しているらしい。

 

 

日本ブースの各出版社で展示されていた本の数々。

 

 

 


毎回説明するが北京ブックフェアは出版社同士が書籍の版権を売買する場所であり、書籍自体を売ることを主としていない。中国の出版社に置かれている書籍はみな中国で流通している本だから来館者は購入することが可能だが、外国の出版社で展示されている外国語の本は買うことはできない。

  

韓国ブース。

 

相変わらず日本より大きくて撤収している出版社が多い。(ブックフェアは28日日曜日まで行われるが韓国ブースの大半の出版社は平日の商談が終われば帰ってしまうようだ。)

  

韓国ブースは漫画を重点的にプッシュしているらしい。私はここで展示されている韓国の漫画の絵柄には非常に惹かれているのだが、いまだに北京で中国語訳された韓国漫画を見たことがない。

   

例えばこの『THE TABLE』という漫画。おそらく左にいる女性看護師のために隣の男がスタミナのつく料理を作る内容のグルメ漫画なのだろうが、料理を題材にしているというだけで読んでみたい。

 

 

とは言え、今回も『妖怪藻堂』という韓国漫画の作者・金京一のサイン会が開かれていて、少なくない(主に女性)読者が列を作っていたから例えばウェブ漫画等の形態で中国でも韓国の漫画を読むことができて一定数の読者がいるのだろう。

 

 

台湾ブース

 

 

軽小説(ライトノベル)が充実していた。またコーナーこそなかったが台湾ミステリも多く出品されていて例年とは異なる印象を受けた。

 

 

 

台湾ブースでも書籍を買うことはできない。ただ、こんなに多くの面白そうな本を見せられたらどうしても手に入れたくなるのが人のサガ。どうにかして買おうと現場のスタッフにダメ元で聞いてみたがやはり「売れません」の一言。

 

 表紙からして面白そうな台湾ミステリもあった。買えないのが本当に悔しい。


しかし、台湾側のこのラインナップは「台湾にも日本と同じぐらい面白いライトノベルがあるぞ!」という中国大陸にメッセージかもしれない。それに日本ブースではライトノベルがこれほどまとまって出品されていないからこの台湾ブースの展示は目を引いただろう。近い将来、大量の台湾ライトノベルが大陸に進出するかもしれない。

 

 

今回は大手ネット総合古書店『孔夫子』やアマゾン、京東などネット書店のブースがあったのが気になった。

 

孔夫子で出品されていた日中戦争時や文革の頃の書類

  

 

 


ホールでは著名人のトークショーが行われているのだが、私が見に行ったときは中国文学の翻訳者という4名の外国人が通訳無しで中国語でトークしていた。流暢に話す姿から私なんかよりよっぽど中国語が上手いということがわかったが、ホールの音響設備が最悪でマイクから出る音声がくぐもっていたため彼らの話す中国語が全く聞き取れなかった。隣りにいた中国人カップルも「なんて言ってるの?」的な会話をしていたので私のヒアリングの問題ではないと思う。なんだかいたたまれなくなったので帰った。

 

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