トリフィドの日が来ても二人だけは読み抜く大麻のヤニ臭さはタバコ以上

　２４歳、独身。人形のルリと二人暮し。契約社員で素人作家。どうしてもっと人の心を動かすものを俺は書けないんだろう。いつも悩んでいる……ただの筋少ファン。

副管理人　阿井幸作(あい　こうさく)

　28歳、独身。北京に在住している、怪談とラヴクラフトが好きな元留学生・現社会人。中国で面白い小説(特に推理と怪奇)がないかと探しているが難航中。

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トリフィドの日が来ても二人だけは読み抜く

このブログは、友達なんかは作らずに変な本ばかり読んでいた二人による文芸的なブログです。　　　　　　

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2024/11/26 [Tue] 07:47

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大麻のヤニ臭さはタバコ以上

2008/08/10 [Sun] 01:04

ＧＩＧＡＺＩＮＥさんからのニュース。

北見といえばボクが父親の仕事の都合で小学校一年生の入学式から夏休みの間だけいたところ。タマネギやカキ・ホタテが有名で、昔はハッカの生産量が世界の七割を占めていた。今じゃ人工的に香料を作れるようになったので生産量は激減したのでハッカオイルとかお土産屋に売ってるんだけど凄い高いんだよね。

だから新たな目玉というわけだろう。

大麻と北海道の関係は浅くない。人気のない草地に行けばトリカブトと同じくらい生えてるし、多くの生徒が大麻を吸引していた高校があったりする。誰かが野生の大麻を探しに行ったという話もよく聞く。

でも自生している大麻の毒性なんて微々たる物。そんなもん採って捕まるなんて割に合わず、ちゃんとした大麻が欲しいのならそれなりの条件下のもとで丁寧に育てなければ行けない。なので、この特区で生えている大麻がもしも誰かに持って行かれたとしても問題はないだろう。

しかし、大麻は生えるところを選ばない。

なんの因果かボクは北京で大麻を見たことがある。しかも人気のない森とかではなく、政府関係の建物の近くの花壇でだ。知ってる人には有名なその大麻、どこから種子が流れ着いたのか、それともどこぞの馬鹿が植えたのか不明だがボクが見たときは既に葉の開いた１メートルぐらいの苗が三本ほどあった。

中国人はそれが大麻だとは知らないのか、はたまた吸ってもほとんど無害だから放って置いてるのか誰も気にする様子はない。

聞けば大麻は白く美しい花を咲かせるらしい。ボクは是非ともそれを見たかったのだが、オリンピック北京浄化作戦によりツボミがふくらむ前に全て抜かれてしまった。やはり関係者は大麻だと知っていたようだ。

オリンピックのおかげで北京の町並みは明るく変化した。路上には鉢植えが敷き詰められ、ゴミ箱は乞食が漁らないような造りの新しいものに代わり、道ばたに品物を広げて売る人々も消え、出稼ぎ労働者は市内から追い出され、精神障害者はどこかへ移送された。更に物資不足のせいで一部の店は営業停止を余儀なくされ、犯罪防止を理由に多くのＢＡＲが灯りを消した。

これがパラリンピックの終わる９月２０日まで続くのだ。
ボクら留学生は中国の汚いところなんて見慣れてるし諦めてもいるし若干の愛着もあるからここまですることないんじゃないかなと思うが、当事者はそうじゃないらしい。

今回の北京五輪は世界に中国の文化を伝え、中国が文明国であるというアピールをする目的を帯びているらしいが、手段の選び方が尋常ではないんじゃないだろうか。

文化というのは良所も悪所も包括していると思うんだけどね。

大麻の一苗ぐらい生えていても良いんじゃないかな。それだって花を咲かせるのだから。

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