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栖鄭 椎(すてい しい)
年齢:
41
性別:
非公開
誕生日:
1983/06/25
職業:
契約社員
趣味:
ビルバク
自己紹介:
24歳、独身。人形のルリと二人暮し。契約社員で素人作家。どうしてもっと人の心を動かすものを俺は書けないんだろう。いつも悩んでいる……ただの筋少ファン。
副管理人 阿井幸作(あい こうさく)
28歳、独身。北京に在住している、怪談とラヴクラフトが好きな元留学生・現社会人。中国で面白い小説(特に推理と怪奇)がないかと探しているが難航中。
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オリンピック 陰話
2008/08/23 [Sat] 03:21
毎日面白く読ませていただいているHEAVENさんがまたしても興味深い記事を挙げてくださっていた。
記事にはご親切に元ネタとなる林思雲氏の
も載っていたので、ボクもこれを読み何か言おうかなと考えたんですが、HEAVENのチキータさんの翻訳文でもう成立しているのでボクが口をはさむ余地はありません。
なので
というこれまで林氏が書いた論文全てを載せたサイトから
を紹介したいと思います。
これは前記のチキータさんが訳した
から四日後に著された論文で、オリンピックを金銭面ではなく人材面から論じています。
以下より訳文です。原文は短文とはいえ訳すと長いのでところどころ省略します。つたない翻訳で間違いもあるかもしれませんが御覧下さい。
今回のオリンピックで(注・アテネ五輪)中国チームはまたしても多くの金メダルを獲り、中国が金メダルランキングの上位に位置づけられたことで国民を熱狂させた。だが輝かしい金メダルの背後には、この金メダルのために奮闘するアスリートたちの苦心があった。
中国スポーツ界は典型的なピラミッド構造になっている;最上段にはおよそ一千人の中国代表;二段目には一万人あまりの各省代表;三段目には約数万人の市代表、県代表;最下層には二十万人ほどの少年体育学校(アマチュアスポーツ校とも言う)がある。中国は現在、専門体育学校での訓練体制を敷いている。選手たちは幼い頃から当地の少年体育学校で訓練をする。この少年体育学校では勉強しながら訓練をすると言われてはいるものの、全日訓練が主であり、文化系の授業など形だけで何もしていない。
ここで好成績を収めた学生は省クラスのプロチームに組み入れられ、完全な秘密訓練を受ける。目標はオリンピックでの金メダルだ。しかし幸いにして金メダルを掴めるのは極少数で、掴めなかった大部分の選手たちの運命はどうなるのだろう。
少数の金メダル獲得者には名誉と利益が約束されている。莫大な優勝賞金を手に入れられるだけではなく、広告にも載り、学士や修士生への受験が免除され、全国人民代表大会と政治協商会議委員への選出および抜擢や出世、金を借りて開業することなどができる。
だがこのような幸運は多くの選手には訪れない。メダルを掴めなかったそれらの選手たちの引退は往々にして不幸である。大きな試合の後には多くのスポーツ選手の引退
ラッシュが起こる。『狡兎死して走狗
烹
らる』だ。オリンピックで金を取れないアスリートなど存在価値がないのだ。
有名な遼寧省柔道チームのコーチ劉永福はこう説明する。
遼寧省柔道チームには二百人あまりの選手がいますが、金メダルを獲った選手以外の選手たちは引退後の生活が保障されておらず自分で仕事を探し生計を立てます。プロ化した訓練体制は選手たちに自分の専門にばかり従事させるだけで、文化的な知識と社会常識を欠乏させ、引退後には『廃人』とさせますので職探しは十分な困難を伴っています。
栄光の時代があった『馬家軍』(注・中国女子陸上チームの名前。1993年の大会で各種目の世界記録を塗り替えた)は
引退後、王軍霞、曲雲霞、姜波など少数の有名で境遇の良かった選手以外の多くは就職を待っている状態である。
オリンピック柔道金メダリストの庄暁岩選手は引退後、遼寧省体育運動技術学院に引き取られ、そこで仕事をしている。彼女は「私はいま、初めに勉強をしていなかったことをとても後悔しています、優勝は一時的なものですが生涯で学んだことはありません。この対価は大きすぎます。もしオリンピックで金メダルを獲っていなかったら私の人生はどうなっていたのでしょうか!」と話す。
かつて女子技術世界選手権(注・柔和な肉体と高度な技巧を使ったダンス?)で優勝し、中国でも数多くの優勝を収めている劉
菲は2000年に引退した今でも正式の仕事を持っていない。
彼女は記者に「スポーツの道を選んだことを後悔しています。花束も拍手も真紅の国旗も既に遠いものになりました。表彰台に立っていたときは考えたこともありません。引退したあの日から辛酸な生活が始まりました。住む家もやる仕事も生活費もなく、戸籍さえもどこに納めるのかわからないのです」と語った。
金メダルを目的にした戦略は、コーチたちを科学的ではない過度なトレーニングに走らせ、多くのスポーツ選手は良い成績を出すために後のことを考えないハードトレーニングをさせられ、成績を出すのと同時に生涯付きまとう病気にかかる。
選手は『文化知識的廃人』になるのと同時に『身体的廃人』にもなるのだ。訓練期間中は怪我をしても国が負担してくれるが、引退してしまえばそれもなくなる。残った障害を治療する費用は全て自己負担である。今年(2004年)五月に突然死した重量挙げの前アジアチャンピオン軍才力は引退後に病気になったがお金がなく、重症になり隣家から借金をしてやっと病院へ行った。多くの引退選手は重大な怪我の治療費を自己負担し、生活困難に追い込まれる。
現行のスポーツ体制は、好成績を出し金メダルを獲れる選手を育てるだけで、成績のでない大部分の選手の引退後の生活問題、残りの半生、これらは現在のスポーツ体制の範疇外であ
る。
これは鄧小平の『黒猫白猫理論』の典型的な実践である。ネズミを捕まえる猫が良い猫である、しかしネズミを捕まえられない猫はどうするのだ?金メダルが獲れない選手はすなわちネズミを捕まえられない猫である。彼らを待つ運命は悲惨だ。
中国には二十万人の子供が体育学校に入り専門的な訓練を受けているが、オリンピックの表彰台に上れるのはせいぜい数十人だ。残酷な弱肉強食のシステムである。
古人曰く;屍が英雄をつくる。
金メダルを獲って成功した者たちも犠牲となった無数無名の選手たちの上に立っているのではないか。
だいぶ長くなってしまいましたが、林氏は行き過ぎたオリンピック教育が多くの不幸を生み出していると指摘しています。
中国は本日8月23日までに47枚の金メダルを獲得していますが決して順調とは言えません。金メダル確実の劉翔選手が棄権をしたり、応援がうるさいと観客に「シャラップ!」と言い放った選手がいたりで議論が巻き起こっています。
しかし大舞台に立つ彼らの足下を注視する人々が何人いるのか。オリンピック熱が冷めたときに、これらの問題が語られる日が来るのでしょうか。
最後に今回の記事に関する他の記事を紹介します。二つとも中国のです。
林氏の論文を参考に、病気になったり燃え尽き症候群にかかったり自殺してしまった金メダリストを書いています。
この足の変形してしまった女性は有名なマラソン選手でしたが、生活があまりにも苦しいために金メダルを売ろうとし、それが国際的な事件にまで発展しました。
この件について日本の記事があります。
スポーツCHINAの朝倉さんは流石北京で記者をされているだけあって、この問題を中国だけの特殊な事例にしていない。冷静な視点で問題点と付随する疑問点を述べている。
今月のブログ(原文は中国人のブログ)のような厳しい見方もありますが、これは少しルサンチマンに満ちていると思う。
他人に夢と感動を与えた人にはそれ相応の見返りが必要だ。でなければその人はただの夢製造器として過去しか生きられない存在になってしまうからだ。
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