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プロフィール
HN:
栖鄭 椎(すてい しい)
年齢:
40
性別:
非公開
誕生日:
1983/06/25
職業:
契約社員
趣味:
ビルバク
自己紹介:
 24歳、独身。人形のルリと二人暮し。契約社員で素人作家。どうしてもっと人の心を動かすものを俺は書けないんだろう。いつも悩んでいる……ただの筋少ファン。



副管理人 阿井幸作(あい こうさく)

 28歳、独身。北京に在住している、怪談とラヴクラフトが好きな元留学生・現社会人。中国で面白い小説(特に推理と怪奇)がないかと探しているが難航中。

 Mail: yominuku★gmail.com
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このブログは、友達なんかは作らずに変な本ばかり読んでいた二人による文芸的なブログです。      
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 路上でクレーンゲームを見つけた。
 
 CIMG0676.JPG
 この筐体に付いている鎖がたまらない。
 
  CIMG0677.JPG
 景品はなんだろうと覗いてみたらタバコばっかだった。
 
 『中華』(まぁまぁ高いタバコ)があるけど、多分ニセモノだろうな。
 
 
 好きだったラーメン屋が潰れたり、ニューオープンするはずのラーメン屋が何時まで経っても閉まったままだったり、行きつけの食堂がラーメン屋に早変わりしたりとラーメンに一喜一憂させられる日々が続きます。
 
 
 餃子の王将と提携しているはずの福来亭は鶏白湯ラーメンを出す北京では珍しいトンコツを使わないラーメン屋だったんですが、6月ぐらいに閉店していました。まぁその前からいろいろ前兆みたいなのはあって、例えば夜メニューに焼肉を出したり、ランチセットから店の売りである餃子が消えたり、しまいには大食いラーメンを看板メニューにしたりと散々迷走を続けていました。(大食いラーメンはせめて建外SOHOみたいなビジネス街じゃなく学生街でやってほしかった。)

 
 まぁ福来亭については昔書きましたが、この店も建外SOHO(日本人建築家迫慶一郎が設計した北京市中心部にあるオフィス街)飲食店の回転の速さに耐えられず立ち退いていったと思うと残念です。


 
 それと入れ替わるようにできたのが『博士』です。これはもともと建外SOHOでは古い部類の一般食堂だったんですが、いつの間にかラーメン屋兼居酒屋となっておりました。

 それでここで出しているとんこつラーメンが味も見た目も、そして価格までも同地区で人気を誇る有名ラーメン店『無敵家』(横浜家系ラーメン。北京に3店舗あり)そっくりで、ついついいろんなストーリーを妄想してしまいます。
 もし『無敵家』の元従業員とかが絡んでいるのなら、どうせラーメン屋は儲かるという短絡的発想で大した研究もしていないラーメン引っ提げて店なんか開いちゃったんでしょうね。
 

 博士のとんこつスープは業務用ではなく店で煮込んでいるようですが、焦がしてしまったのか酸っぱく、濃厚さでも脂で唇がくっつくほどの無敵家のスープに劣ります。半熟卵も味付けしておらず水っぽいし、チャーシューなんか肘子肉という皮付き豚もも肉の醤油煮で、ラーメンになんか合いやしない。
 

 この博士の看板メニュー『活力ラーメン』が36元で、無敵家の看板メニュー『黄金招牌ラーメン』が38元です。博士の『活力ラーメン』の方が2元安いのですが、この2元の差に博士ラーメン店の後ろめたさを感じてしまいます。
 

 博士が無敵家を真似しているのか確信は持てませんが、形だけ真似るお店って大抵値段とか味に無頓着ですよね。

 
 例えばうちの近所にある焼き鳥屋B(日本人のお父さんが贔屓する老舗焼き鳥屋Aの真似。というかメニューが一緒)なんか、Aのメニューをそのまま使用しているのにメニューの内容を全て把握していないからおそらく想像だけで作った料理も多くて、値段と内容が合っていないメニューが少なくありません。焼き鳥丼の実態が単に焼き鳥数本を丼に載せただけで、実はそれらの焼き鳥とライスを単品で頼んだ方が安いということがわかったときは流石に引きました。
 

 
 この博士という店も北京の他のラーメン屋(主に無敵家)の値段を参考にしているのでしょうが、いかんせん味が値段に追い付いておりません。しかし、36元という値段は日本のラーメン屋らしく見せる最低の価格設定なのでしょう。
 

 実は日本式のラーメン屋で30元超えるラーメンというのは北京では珍しくありません。博士は浅はかな考えで無敵家より2元安い36元という値段を設定したわけでしょうが、この味に合わせて価格を20元以下にしていれば客はますます来なくなるでしょう。
 

 しかしこの店、店名自体は変わっていないのでリニューアルに気づかない客がいつもどおり20元程度の飯を食おうとメニューを見て帰ることがよくあるので、安くしたほうが良いかも知れなかったですね。45元の定食なんて、真向かいの一心寿司(北京で多店舗化に成功している日本人経営の寿司屋)に喧嘩を売っているとしか思えない。

 
 最近ではデビット伊東のラーメン店など日本からのラーメン店が数多く進出する北京で30元以上、ともすれば40元以上のラーメンも珍しくありません。だけどマズイラーメンまでその基準で商売されると、客としては迷惑極まりないですね。
 

 まぁ一番迷惑なのは北海道ラーメンの『え~やん』でしょう。実は博士は『え~やん』の左隣にあるのですが、以前『え~やん』の右隣に『長野ラーメン』というコンセプトが不明なラーメン屋が進出して3ヶ月ばかりで閉店したことがあります。それほど良い立地条件とは思えないのですが、なんか惹きつけるものがあるんでしょうかね。それとも、既にラーメン屋があるから、上手くいけばその店の常連を吸収できると都合よく考えていたのでしょうか。
 
 
 おそらく博士は潰れるでしょうけど、今後マズイラーメンが淘汰されていったら、美味いけど高いラーメンが一般的になっていって50元や60元(日本円なら800円以上)のラーメンも店側が特に疑問を覚えることなく出すことになるかもしれません。何しろマズイラーメンでも36元もするんですからね。

 

 しかし中国という土地を活かすのであれば、パクリでも良いから安くて旨いものを提供してほしいです。北京で流行っている個人ラーメン屋のほとんどが日本資本ばかりで、中国人経営のラーメン屋が人気あるなんて聞いたことないので、値段の真似ばかりではなく味の真似もして日本人ラーメン屋に負けない『美味しい』ラーメンを提供していってもらいたいです。

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