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栖鄭 椎(すてい しい)
年齢:
41
性別:
非公開
誕生日:
1983/06/25
職業:
契約社員
趣味:
ビルバク
自己紹介:
24歳、独身。人形のルリと二人暮し。契約社員で素人作家。どうしてもっと人の心を動かすものを俺は書けないんだろう。いつも悩んでいる……ただの筋少ファン。
副管理人 阿井幸作(あい こうさく)
28歳、独身。北京に在住している、怪談とラヴクラフトが好きな元留学生・現社会人。中国で面白い小説(特に推理と怪奇)がないかと探しているが難航中。
Mail: yominuku★gmail.com
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このブログは、友達なんかは作らずに変な本ばかり読んでいた二人による文芸的なブログです。
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棺物語
2016/04/17 [Sun] 18:43
著:薄葬子 イラスト:玲奈
これも
『替死鬼』
と同様
2012
年の角川華文軽小説
暨
挿絵大賞(現在の角川華文軽小説大賞)で銅賞を受賞した中国産ライトノベルです。
「死」に興味がある『我』(ボク)はとある棺桶屋にアルバイトに行き、そこでクールな棺桶職人の秦月と見るからに生意気そうな少女・小桃(表紙の女の子)と出会う。そこから『我』の日常は一変し、死者や妖怪が入り乱れる世界を生きることになる。そして『偽神之眼』という「見たくないものを見なくする」能力を持っていることが判明し、『我』は妖怪たちに狙われることになる。
本書はホントにカチコチの伝奇物ジュブナイルって感じで、「死」に興味があるという中二病をこじらせた青年やら、気が強く乱暴という典型的なロリータキャラ、無愛想な棺桶屋の主人、少女の姿をした語尾が「喵」(miao。猫の鳴き声の擬態語)の猫の妖怪などなど如何にもライトノベルというキャラクターが次々登場します。
『偽神之眼』っていう能力や力で全てを解決する安易な異能力バトルに落ち着かない展開、一般人が徐々に怪異と交流していくっていう設定など惹かれるものは多かったんですがいかんせん文章が読みづらくてなかなかストーリーに入り込めなかったのが残念でした。
作者の薄葬子は奈須きのこのファンのようですが、ある香港人のブログに「この作品は『xxxHOLiC』に似ている」という
レビュー
があって結構合点がいきました。確かに主人公が感情表現に乏しい四月一日君って感じです。
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