人民大学の同人フェスティバルが今年もまたやってきた。も
も、留学に来てから欠かさず行っているイベントに参加しないわけにはいかない。
もう卒業して遠くに住んでいるというのに、出展者でもないのにわざわざ地下鉄で一時間もかけてボクはいったい何やってんだ?!
まぁそんな自己嫌悪は終わってからすることにして現場へ向かう。前回とは違い、今回は朝からやっている同人即売会から参加することに。
例によってロシア人オタクアンドリーを誘う。最近読んだ漫画は『北斗の拳』だそうで、出会い頭に『お前はもう死んだ』とちょっと間違った決め台詞を言われる。
即売会は例年以上の盛り上がりで30以上のブースが出店していた。現場にいるのは一般オタクとコスプレイヤー。やはり人気なのはボーカロイドや東方シリーズでエライゴツイカメラを携えたカメラマンが押し寄せる。ボクの自慢のカシオのデジカメなんか持っているヤツなんか一人もいない。
なんか格好いいカメラマン
セクシーな胸元
なんか人だかりができてるなと覗いてみたらどうやら女の子2人が男キャラの格好をしてキスをしているBLシーンを展開しているらしい(ややこしいな)。これいろんな人に写真に撮られてるんだけど後日どっかのサイトにアップされる心配はないんだろうか。
ここだけ血なまぐさいFPSの世界。万が一暴動が起こっても彼らに任せれば安心だ。
スカウターのみのコスプレなのに、一見してドラゴンボールのドドリアさんだとわかる卑怯すぎる容貌。
日本のコミケよろしくその場でスケッチブックに絵を描く出展者などなど。
歌を聴きに行った。誰か有名人のコンサートなんていうものじゃなくて、素人のカラオケをだ。
夏に行われたアニソンカラオケ大会が場所を替えて再び行われた。
カラオケ、しかも素人の歌に金を払うのなんて日本じゃありえないなぁと思うが、今回のカラオケ大会には有名な歌手も来ているらしい。と言ってもテレビに出ているような有名人ではない。日本で言うならニコニコ動画で歌っている『歌い手』が参加するようなものか。
会場はライブハウス。アニソン大会のスタッフによると普段は『まとも』なライブをしているらしい。
メンツの中に、夏に見かけた顔がちらほらあった。今回も流暢な日本語で、この前よりも全体のレベルは高かった。
しかし、曲のラインナップは今ひとつ。けいおんとかマクロスFを歌われてもものすごい『今更感』があった。新しい歌だからこそ、それこそどこでも聴けた歌ばかりなので、何もここで聴かなくても良い。
逆に『銀河旋風ブライガー』や『日本ブレイク工業』は会場のノリこそ悪かったが(観客がわからなかったみたい)、ボクにはとても楽しめた。
こういうイベントはこの先も多々あるだろう。彼らの持ち歌も刻々と変化するはずだろう。しかしそのとき往年のアニメの古いアニソンはあるのだろうか。
今流行っているアニメのだけがアニソンじゃないんだぞと叫びたくなった日だった。
さーて2週間の出来事でも書こう。いや、本来なら11月15日(日曜日)の段階でずらっと書き上げて、今日は愚痴でも書きたかったんですけど時間の関係上、14日後の11月29日になったことをご理解下さい。
11月15、16日に日中アニメ交流会が行われました。
普通ならこういうイベントって2日目の方が盛り上がるんでしょうけど、16日が平日だったって言うこともあり、最初からクライマックスでした。
10:00~開会挨拶とともに日中両国のゲスト登場
10:30~アニメ『サマーウォーズ』上演
19:00~古谷徹、金月真美のトークショー
あの細田監督の最新作サマーウォーズと、ヤムチャやアムロやセイヤでお馴染みの古谷徹氏と、ときめもの詩織こと金月さんがやって来てるんですよ。実はその間にもアニメに関する講座がが開かれたのですが、重要なのは朝と夜の部。
この知らせを聞きつけたボクは早速サイトで参加申し込みをしたのですがここで一抹の不安が。当日はかなりの数の来場者がいるはず、会場がどれほどでかく事前予約していようともボクの座席はステージからかなり遠いところになるんじゃないだろうか。
そんなことを悩んでいると知人の○○さんが声をかけてくれた。
阿井君阿井君、キミ、このイベントに行くんなら良いものあげるよ。
といって渡されたこのメディア証。
これさえあれば指定されたメディア席、すなわち最前列に労なくして座れるのだ。
ありがとう○○さん、ありがとう。
そして当日、受付にて
ああ、阿井さんですね。○○さんから話を聞いております。
すげぇ、名前出したらオッケーもらえるなんて!
ときめもの大ファンだそうですね。今日は金月真美さんが来てくれて本当に良かったですね。
○○さーーーーっん!!
しかも来たメディアが予想より多かったそうで、ボクはメディア席座れなかった。映画学院が会場なのでキャパシティは申し分ないのだが、たまにこういうことがよく起こる(矛盾しているようでしていない)。