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プロフィール
HN:
栖鄭 椎(すてい しい)
年齢:
42
性別:
非公開
誕生日:
1983/06/25
職業:
契約社員
趣味:
ビルバク
自己紹介:
 24歳、独身。人形のルリと二人暮し。契約社員で素人作家。どうしてもっと人の心を動かすものを俺は書けないんだろう。いつも悩んでいる……ただの筋少ファン。



副管理人 阿井幸作(あい こうさく)

 28歳、独身。北京に在住している、怪談とラヴクラフトが好きな元留学生・現社会人。中国で面白い小説(特に推理と怪奇)がないかと探しているが難航中。

 Mail: yominuku★gmail.com
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このブログは、友達なんかは作らずに変な本ばかり読んでいた二人による文芸的なブログです。      
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 tenman5.jpg
 創刊第2号の天漫10月号は10月の5日に発売されると9月号の誌上で予告されていた。
 
 月刊誌を月初めに刊行するのはずいぶん当たり前のことだと思うが、10月5日という国慶節(中国で定められている約一週間の長期休暇期間)のど真ん中を発売日に想定する出版社はやはり間違っている。

 国が指定する連休に物流なんか満足に運行しているわけがない。みんな働いていたらセブンイレブンからオニギリは消えないんだ。
 

 結局私が10月号を北京で見つけたのは10月10日の午後のこと。午前中にそのキオスクの前を通りかかったときはないのを確認しているから、本が入荷したのは10日午後で間違いない。
 
 
 10月号は創刊第2号にして早くも新連載が増えると聞いていたのだが、厚みは前とあまり変わっていない。なのに値段は据え置きの12元。
 しかし中を読めばすぐにタネに気が付く。なんてことはない、創刊号は新連載しかないから各話のボリュームが多かったが、2号目から通常のページ数に戻る。そして、確かに新連載は2作品も増えているのだが、代わりに1作品が休載しているのだ。


 休載作品は隠れオタクの少女が少女マンガな出会いをするラブコメ【家宅平安】だ。だがこの休載は事前に決められていたことで、9月号を読むと『次回は11月号』と予告がちゃんと付いている。
 
 tenman2.JPG
 さて、今回は一部で話題になった中国の各都市擬人化マンガ【中国城市擬人化】を取り上げる。何故ならもう1つの新連載作品【仙剣】はいくらミリオンセールのゲームとは言え、原作自体に思い入れがないから触れようにも触れられないからだ。
 
 

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 よく本を書いに行く中関村図書ビルの【ミステリ・ホラー】コーナーを漁っていたら見知った作家の小説を発見した。

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 リアル鬼ごっこの作者・山田悠介が放った第4作目のホラー小説【あそこの席】が中国語になっていたのだ。


 翻訳出版されている日本の小説を見つけた時、私が最初に気にかけるのは翻訳の精度ではない。作家や訳者による『前書き・後書き』があるかどうかだ。
 

 そしたら思いもかけず、山田悠介本人が中国人読者へ向けた前書きが載っていた。本を購入していないので記憶を頼りに転載するしかないが、その『前書き』には読者へ向けた挨拶と、今年は作家生活10年目となる節目だから云々、そして今後の意気込みなどが(中国語で)綴られていた。


 正直言って至極平凡な内容だったが、「中国人読者のみなさん、こんにちは」なんて挨拶から始まる『前書き』に、作家・山田悠介の人柄が伺えた。


 ブログにも以前捻りのない山田悠介批判を書いたことがあるが、私は山田悠介が書いた小説はどれも読んだ上で嫌いという評価を下している。その評価はそのまま作家山田悠介本人への人物像につながっていたのだが、最近になって私の中で彼に対する印象が好転していっている。


 2001年にデビューして以来10年もの間、ネットでずっと内容の底の浅さと文章力の稚拙さを責め立てられ、老若男女から馬鹿にされてきた小説家が山田悠介だ。【山田語】とまで形容されたその特異な日本語や明らかな文法の誤りを訂正すれば、『個性がなくなった』と更に罵倒された稀有な存在である。

 しかし山田悠介はそんな批評に言い訳をするのでもなく自分の読者のためだけに小説を書き続け、作品が映画化などすればその発表会に顔を出した。そこにはある種の『プロフェッショナル』な一本気の精神が感じ取れる。


 そういうわけだから山田悠介が中国の読者に向けて特別に【前書き】を寄せたのも不思議なことではない。



 現在中国では【あそこの席】の他に、デビュー作【リアル鬼ごっこ】と【8.1】の計3冊が翻訳出版されているようだ。(海賊版らしい本は数に入れない)
 
 京東商城逃亡遊戯(リアル鬼ごっこ)
 :禁止入座(あそこの席)
 :8・1(8・1)(ここに前書きが全文載っている)
 豆瓣山田悠介の書籍検索結果


 豆瓣などのコメントを見ても、文体の奇妙さに触れている人は誰もいないので、あの妙味は翻訳の過程で消されてしまったのだろう。中国人読者が『頭痛が痛くなる』ような【山田語】を味わえないのは実に残念なことである。

 

 そして、『まるで中学生の作文、小学生が翻訳したみたいだ』というコメントに関しては、訳者に非は全くないと反論を加えたい。


 豆瓣逃亡遊戯(リアル鬼ごっこ)へのコメント
 
 
 9月24日(土)、人民大学で推理小説イベントが開催されました。
 
 参考サイト:“謎”花倚石忽已“明“
 
 40名以上の大学生を集めたこのイベントを取り仕切ったのは人民大学の学生サークル中国人民大学推理協会と、ミステリマガジン【歳月・推理】を刊行する歳月推理雑誌社です。
 
 
 開始時刻になると講堂のスクリーンに推理クイズが映し出されました。正解者には【歳月・推理】が贈呈されるのですが、なかなか難しかったのか、それともみんなクイズよりもこのあとに行われるプログラムの方に興味があるのか、正解者は少なかったです。
 
 
 
 クイズの答え合わせが終わると次は当サークルの紹介に入ります。

 rendatuili.JPG

 この推理協会は2010年4月に人民大学で発足した学生サークルで、毎週集まってミステリ関係の映画や小説を鑑賞し内容に関して討論をしたり、トリックやアリバイを考える『殺人ゲーム』をすることが主な活動だそうです。日本の大学の、いわゆるミス研とはちょっと違った趣きがあります。
 
 
 紹介のあとはいよいよ本日のメインイベント、推理小説家の午曄(wu ye)先生と言木光(yan guang guangは木偏に光で1つの漢字)先生の講演です。
 
 参考サイト:百度百科・午曄
 :百度百科・言木光
 
  その1
  その2
 
 2日に渡って伝えてきた《ホームズの盗作スキャンダル》(注:このタイトルについては転載先のKINBRICKS NOWの表記に従うことにします。私が付けた《ホームズがスキャンダルされた》はエキサイト翻訳すぎた)も3回目の今回で最後です。


 ここでは劉臻と新星出版社を痛烈に批判した陳一白が、前回の劉臻の反論に対して最終通告とも見える再反論を加えています。以下は9月11日にお馴染みの東方早報で発表された陳一白の記事です。
 
 


《こじつけの弁解をしても剽窃の事実は変えられない》
(狡辯、改変不了剽窃的事実)
 

 《ホームズの盗作スキャンダル》を執筆したとき、私は【ベルヌ条約】や【中華人民共和国著作権法】及び【出版管理条例】に対して重大な違反行為をした新星出版社が【ホームズ全集】の回収を発表するなんて別に思っていなかったし、劉臻氏が自らの剽窃行為をあらため、レスリー・S・クリンガー氏や全集を購入した読者に対してお詫びをするということも期待していなかった。


 【上海書評】で当該文章を発表したのち、新星出版社は案の定亀のように首を引っ込める作戦を取った。一方では返事をせず、相手にもせずに有耶無耶にする厚かましい態度を取り、もう一方では京東ネット上で共同購入の形式をとって低価格で違反出版物を投げ売りしている。


 率直に言えば、これらは私の予想を出ないものだった。しかし、劉臻氏が9月4日に【上海書評】に掲載したあの文章《対《福爾摩斯被窃醜聞》一文的回復》には深い同情と訝しさを感じずにはいられなかった。

 
 
 前回の劉臻の反論に不満を示す陳一白。彼はこのあと改めて劉臻の問題点を取り上げてその行為を非難します。そして、劉臻が反論の中で述べた『慣例』の是非を読者に問いかけます。つまり、その『慣例』が事実なのだとしたら、海外のホームズ研究家のベアリング・グールドやクリンガーも劉臻同様に先人たちの成果を盗用していたのか?という単純な疑問を投げかけているのです。


 この疑問を確かめるために陳一白は驚きの行動に出ます。以下はまた抄訳です。
 

  前回
 
 8月21日、東方早報上海書評上で陳一白は、新星出版社から出た《ホームズ全集》の注釈が海外書籍からの全くの盗用であると指摘し、注釈者である劉臻と新星出版社に対し辛辣な批判を加えました。

 それからおよそ2週間後の9月4日、注釈者である劉臻が同ニュースサイトに反論文を掲載します。以下はその抄訳です。
 

対《福爾摩斯被窃醜聞》一文的回復
 
 
 陳一白氏が上海書評に掲載した《ホームズがスキャンダルされた》は、筆者に非常に強烈な言葉を浴びせ人身攻撃の疑いがある。陳氏は結論を下すのがあまりにも独断的であり、多くの事情を理解していないため、筆者はここで謹んで解説をする。
 
(中略)
 
・ホームズの4大注釈本
 
 ホームズの全集を集めるのは容易であり版本も多い。しかし支持者(シャーロキアン?)にとって厳格な校勘と注釈を経た正典はまさに彼らの“バイブル”だ。
 最初の注釈本はクリストファー・モーリーの《シャーロック・ホームズとワトソン博士》であり、この本の出版以降4つの注釈本が現れる。
 
 1,ウィリアム・ベアリング・グールド 《注釈付きシャーロック・ホームズ》
 
 2,オーエン・ダドリー・エドワード 《オックスフォード版シャーロック・ホームズ全集》
 
 3,レスリー・S・クリンガー 《シャーロック・ホームズ参考文庫》
 
 4,レスリー・S・クリンガー 《新注釈付きシャーロック・ホームズ全集》
 
 
・私とホームズ
 
 筆者は推理小説の愛好者であり、長期にわたって多くの推理小説を読み続けてきましたが、同時にその歴史や作品の評論方面に興味がありました。2000年から筆者は“ellry”というハンドルネームで【推理之門】などのサイトでいくつものスレッドを作成し、推理小説評論研究をテーマにしたサイト【神秘聯盟】を立ち上げたことがあります。

(注:ellryと言えば歳月・推理誌上でちょくちょく海外作家のコラムを発表している評論家だ。10年10月号ではホームズ特集を、11年3月号ではアガサ・クリスティ特集、11年10月号ではポーに関するコラムを発表している。
(残念ながら去年の10月、私は日本に帰国中だったので歳月・推理を買っておらず、10年10月号のコラムの内容が確かめられない)
 


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