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自己紹介:
24歳、独身。人形のルリと二人暮し。契約社員で素人作家。どうしてもっと人の心を動かすものを俺は書けないんだろう。いつも悩んでいる……ただの筋少ファン。
副管理人 阿井幸作(あい こうさく)
28歳、独身。北京に在住している、怪談とラヴクラフトが好きな元留学生・現社会人。中国で面白い小説(特に推理と怪奇)がないかと探しているが難航中。
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神探蒲松齢ー紅玉 著:滕達
2016/09/30 [Fri] 18:58
『聊斎志異』ファン必見?のミステリの登場です。中国の清代に活躍した文人・蒲松齢が探偵として怪異を論理的に解決します。
怪談蒐集家で狐鬼居士の異名を持つ蒲松齢はある日弟子?の厳飛から狐女『紅玉』の伝説を聞かされて二人で広平(河北省邯鄲)へと向かう。同行する役人である王御史と会った彼は怪異とは噂話が高じてなるものだと忠告し以前遭遇した『尸変』事件を語る。そして広平で出会った捕吏の魏槐から県令である李如松まるで祟られたかのような奇妙な死を遂げていたことを告げられ調査を進めると、それは呪いではなく何者かによる他殺であることがわかり、以前この地で起きた凄惨な事件の被害者であり件の『紅玉』の夫である馮挙人が関与していると見る。
本書は主に『聊斎志異』に収録されている『尸変』と『紅玉』を主軸として一編の長編推理小説に改編されています。この2作品は日本でも有名かもしれませんが簡単に紹介するとこういう話です。
前者の『尸変』とはある宿に泊まった四人組が女の死体に襲われそのうち三人が死にもう一人は宿から出るも走る死体に追いかけられて寺まで逃げたが、死体は木にしがみついて諦めず朝を迎えてようやく動かなくなったがその死体の指が木の幹にがっちり食い込んでいたという怪異です。
『紅玉』とは文人の馮相如が紅玉という美しい女性と相思相愛になるも別れて別の女性と結婚するが宋氏という役人に無理やり妻を奪われ父を殺されるという不幸に遭ったばかりか、その後に宋氏殺害の冤罪まで着せられてようやく釈放されたところにあの紅玉が現れて実は自分は狐だと告白され最後は一緒に暮らすというちょっと長めの話です。
本書で蒲松齢は手始めに『尸変』の事件を怪異ではなく人間が細工した殺人事件であると看破します。彼は怪異に否定的というわけではありませんが、起きた出来事を怪異で終わらせず真相を究明しようとする極めて探偵的な人物として描かれます。超常現象の皮を被った人工的な犯罪が登場する点で本書は京極夏彦の巷説百物語シリーズを思い起こさせます。
蒲松齢が解決すべき難事件にはいくつもの殺人事件が絡み合い、更には清の時代であるにも関わらず密室殺人やら首なし殺人やら極めて『現代ミステリ』的な難問に直面することになり、きちんと一般的なミステリ小説に着地させている点は評価したいです。また本家の『聊斎志異』ではたかたが数ページしかない『紅玉』をここまで脚色させて膨らませた作者の小説家としての手腕も大したものであります。
ただ、私にとってこの本は読むのに非常に時間がかかり何度も投げ出したくなりました。それは決して読むに堪えないというものではなく、作者の手の込んだ工夫というべきなのですが、清代を舞台にしているということで文章もまた古めかしく書かれているのです。当然、本家『聊斎志異』の文言と比べれば遥かに読みやすいのですが、要するに日本で言うところの時代小説のような時代考証が多少なりとも施されているので普通の中国ミステリではまず出てこない単語、言い方、表現ばかりで読むのに疲れました。既に本シリーズの2作目、3作目が決まっているようですが、次作以降はどうにか現代語で書いてくれないかなぁと願っています。
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