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自己紹介:
24歳、独身。人形のルリと二人暮し。契約社員で素人作家。どうしてもっと人の心を動かすものを俺は書けないんだろう。いつも悩んでいる……ただの筋少ファン。
副管理人 阿井幸作(あい こうさく)
28歳、独身。北京に在住している、怪談とラヴクラフトが好きな元留学生・現社会人。中国で面白い小説(特に推理と怪奇)がないかと探しているが難航中。
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中国の法医学ミステリ X的嫌疑
2012/06/27 [Wed] 23:55
著者の塵世牧人は薬毒物分析鑑定の仕事に十数年携わっているという法医学のプロフェッショナルだ。つまり本書は著者の豊富な経験に裏打ちされた中国の鑑識現場をリアルに描いた法医学ミステリである。
浴室で一酸化炭素中毒死を遂げた少女の胸には真っ黒なX型のアザがあった。監察医の林栗はそのアザが銀の酸化で起こる化学反応によるものと理解し、事件は風呂の不完全燃焼に見せかけた殺人事件であると見抜く。被害者が付けていたとされる銀のアクセサリは誰かに持ち去られたらしく行方不明であり、事件をたぐる唯一の線は彼女が生前最後に連絡をとった男しかいない。
林栗は新聞記者を名乗る許雅玲とともにその人物が住んでいる村へ向かうが、彼の住居は全焼しており焼け跡から男の死体が発見された。しかも許雅玲から、その村では12年前に5人の犠牲者が出た炭鉱爆発事件が起こっており、事件を独自に取材していた記者も2年前に交通事故死していたことを告げられる。
X型のアザを残して死んだ少女と村で起こった数々の不可解な事件にはつながりがあるのだろうか。
犯人の当てもつかない事件で監察医の林栗は死体から証拠を探し出す。法医学ミステリらしく死体に湧いた蛆虫から被害者の死因を特定したりするが、このように作者の専門分野である法医学を駆使したミステリ要素が堅実であるがゆえに難解に見え、本来ならば山場であるはずのシーンすら説明が長いせいで盛り上がりに欠けてしまっている。しかも準主人公側の恋愛パートが物語の骨子とそれほど絡み合っていないから、このミステリが一篇の小説として成立できていない。
復讐の炎を燻らせている社会不適合者や、仲間を殺して億万長者に成り上がった成金などの典型的だがクセのある人物がいるのに、林栗は監察医という立場を踏み外さず生きた彼らと最後まで対峙することがなかったから、結局読者もこの客観的な物語に最後まで入り込むことができなかった。
作者塵世牧人はデビュー作
『芯片之謎』
(チップの謎)で
首届和慧杯科幻小説大賽最佳驚悚懸疑賞
(第1回和慧杯SF小説大会最優秀ホラー・サスペンス賞?)というSFなんだかホラーなんだかサスペンスなんだか対象作品がよくわからない賞を受賞している。彼個人の専門は法医学だが、SFジャンルからデビューしているようだ。
デビュー以降SF小説は出版しておらず法医学事件シリーズを描き続けているようだが、一旦法医学から離れて初心に戻ってSFを書いて欲しい。
何せこのデビュー作、古本屋でも見つからないのだ。
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