お兄ちゃん、ぼく寂しいよ・・・・
北京に戻ってから一発目で何を書いているんだと思われるかもしれませんが、これは別にどっかのエロ本から持ってきた文章ではありません。ラピス文庫を思い出した方はブラウザの戻るを、シスタープリンセスの衛を思い出した人は何も考えずにF5キーを数回押して下さい。
これは僕が新千歳空港で買ってきた5月2日発売の週刊朝日に連載されている『犬猫ペット』というコーナーのタイトルです。このコーナー、コーナー名の下に『ばかばかばか』と書かれていることから想像できますが、ペットの飼い主がペットの考えていることを勝手に想像して物語にするっていうコーナーです。(一号しか読んでいないので間違っているかもしれませんが)
今号のは53歳の女性が飼う猫と犬のお話でした。少しやんちゃな猫におとなしい犬が振り回されていたんですが、兄貴分である猫が死んでしまって弟分である犬が悲しげに思い出話を述懐します。そういう設定です。そしてあのタイトルです
この犬はかなりの臆病だったようで、兄(という設定)である猫にいじめられたときのことをこう語ります。
夜、兄と二人にされると・・・・怖い。ときどき、スズメの代わりに襲われます。
この「スズメの代わりに」の箇所を意図的に中略すると・・・・
夜、兄と二人にされると・・・・怖い。ときどき、襲われます。
と言った風に、これであとは檸檬水とか天鵞絨とか小難しい漢字を挟み込めば、長野まゆみっぽい文章になります。
夜、兄と二人にされると・・・・怖い。ときどき、襲われます。
夜、兄と二人にされると・・・・怖い。ときどき、襲われます。
しかしこの文章をタイトルに持ってきた編集者はいったい何を考えているのでしょうか。いや、多分他意はないんでしょうけど、読む人が読めばかなりおかしな文です。実際僕は二度見してしまいました。
これはアレかな・・・僕の心がピンク色に汚れているからなんだろうなぁ・・・
山田悠介の名を聞き眉を顰める人は少なくない。
2001年に自費出版では異例のベストセラーを叩き出した『リアル鬼ごっこ』を皮切りに、氏はこれまで20冊以上の小説を世に出してきた。にもかかわらず彼はこれまで一度たりとて真っ当な評価を受けておらず、小説業界から黙殺されている。その理由は後述するとして、処女作が100万部を突破し、原作をいくつも映像化した小説家についてどの同業者や批評家も触れていないのは不自然である。
出版不況と言われている現代でこれだけ本を売っている山田悠介の作品をそろそろ真面目に評価するときが来たんじゃないだろうか。ここで山田の作品の特徴や作品に見える作者自身の思想などを前後編に分けて解説し、なぜ今の時代に山田作品が受けるのかを考察してみたい。
釧路名物 朝霧
今日(3月30日)の北海道新聞夕刊を読んでたら何か変な記事(コラム?)が載ってた。
それは川目将という元根室市総合文化会館長が書かれた北方領土問題に関する記事なのだが、どうにも読んでいて違和感が沸く文章なのだ。以下にちょっと省略しながら転載したい。