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非公開
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1983/06/25
職業:
契約社員
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ビルバク
自己紹介:
24歳、独身。人形のルリと二人暮し。契約社員で素人作家。どうしてもっと人の心を動かすものを俺は書けないんだろう。いつも悩んでいる……ただの筋少ファン。
副管理人 阿井幸作(あい こうさく)
28歳、独身。北京に在住している、怪談とラヴクラフトが好きな元留学生・現社会人。中国で面白い小説(特に推理と怪奇)がないかと探しているが難航中。
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ギャンブルってのは親が勝つように出来てんだ
2011/11/03 [Thu] 18:36
【賭け象棋なら珍しくないが…】
北京に住んでもう4年になるけど戸惑う場面に遭遇することが未だにある。日常生活を送っているだけなのに新しい発見には事欠かない。場違いな風景を目の当たりにすると、舞台の裏側を見てしまったような気まずい喜びを感じる。
ちょっと前の話になるが、8月に国貿地区の路上で小さな賭場が開かれていた。
国貿地区とは北京市の朝陽区にあるビジネスマンや富裕層が生活する洗練された都心部だ。しかし一方では出稼ぎ労働者や地方からの旅行者たちの受け皿としての役割を果たしている。
決して綺麗な風景ばかり見えるわけではない。
Podで音楽を聞いている外国人の後ろで、乞食の老婆がゴミ箱から漁ったマックシェイクを啜っている光景なんかよく目にする。
だからこそちょっとやそっとのことでは驚かないようになっていたのだが、高級デパート新光天地まで200メートルもない白昼の歩道で堂々と賭場が開かれていたのには言葉を失ってしまった。
10人程度の男女が白熱した様子でオッサンを囲んでいた。彼らが注目しているのはオッサンの足元だ。覗いてみるとそのオッサンはヒマワリの種(中国語で瓜子)を数個摘んでは小皿に叩きつけるように放り投げている。そしてすぐに手のひらサイズの木の板で蓋をして、足を止めて見ている『客』に向かって数を聞く。
どうやら丁半賭博のような遊びらしく、お皿の中にある瓜子の数が奇数(中国語で単数)なのか偶数(双数)なのかを当てれば良いらしい。
変わっているのはお皿の中の瓜子はいちいち取り出さず、10個ぐらいになるまでそのままにしておくところだ。結構乱暴に瓜子を放り込むので、お皿の中の瓜子とぶつかって飛んでいき数がわからなくなってしまう。
驚いたのは賭け金だ。なんと1回100元(1200円程度)もかかるらしく、真っ赤な100元札がオッサンと客の間を行き交っている。10人全員が賭けていたわけではないが、100元札は胴元のオッサンの懐に入っているように見えた。
当たれば100元は魅力的だが、こんな単純なルールと設定でイカサマがないわけがないし、オッサンがくれる100元札だって信用できない。それというのも、オッサンの隣にいて瓜子が放り込まれるたびに口火を切って数を叫ぶ男性がいた。これは私の勝手な推測だが、この男性はオッサンとグルで歩行者が賭けをしやすい環境を作っているサクラなんじゃないだろうか。
それだけなら良いが、この男性が負けるたびに支払う100元札が実は偽札で、オッサンは負けたときにはこの偽札を他の客に配っているんじゃないだろうか。
考えるだけ疑いは晴れないし、そもそもが怪しいギャンブルなので結局私は賭けに参加せずその場を去った。
【瓜子は暇潰しに食べる物】
後日この瓜子賭博を調べてみると、どうやら正式名称は
『賭瓜子』
、または
『猜瓜子』
と言うらしい。予想通りイカサマありきのギャンブルだった。
日本で見られるかわからないが、下にイカサマ『賭瓜子』のやり方を説明したニュース動画のURLを貼りつけておく。
『賭瓜子』では使用する道具自体が少ないので、イカサマの種類は限られており単純だ。
まず1つ目は蓋に細工をすること。
ニュース動画では蓋の裏や手の中に瓜子を隠して数をイカサマする手法が明らかにされている。
次は蓋と瓜子両方に細工をするということ。瓜子に鉄か磁石を入れて、蓋にも磁石を仕込んでおく。蓋を開けてみるまでわからないと考えているのは客のみで、皿の中の瓜子の数は胴元に支配されているのだ。
【こんなものでもギャンブルはギャンブル】
この『賭瓜子』というギャンブルは数の丁半を当てるだけという性質と、一度皿に放り込まれた瓜子の数を蓋がされる前に一瞬だけ見ることができる点が賭けをより簡単に見せている。
そこにイカサマをする余地があるのだろう。客の見間違えを利用して奇数を偶数に、偶数を奇数にするなんて難しいもんじゃない。
客の方も単純なギャンブルだからこそ熱くなれるようで、気が付いたら数千元も負けていたということもあるらしい。ただし、すってんてんになったら警察を呼んでお金を返してもらう荒業も残されているようだからどうも同情できない。
【賭場の写真を撮らなくてよかった】
とっくに手口が知られているギャンブルなのに、イカサマがバレて胴元が袋叩きにあったというニュースを聞かないのは、現場にいる仲間がそれをさせないようにしているのだろう。実際私が考えたとおり、賭場にはサクラが配置されているらしい。
夕方にあの道を歩いていると、路上に散らばった瓜子をたまに見つける。あのオッサンたちはそこそこ上手くやっているようだ。
※画像は『賭瓜子』で使われていた瓜子。
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