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1983/06/25
職業:
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ビルバク
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24歳、独身。人形のルリと二人暮し。契約社員で素人作家。どうしてもっと人の心を動かすものを俺は書けないんだろう。いつも悩んでいる……ただの筋少ファン。
副管理人 阿井幸作(あい こうさく)
28歳、独身。北京に在住している、怪談とラヴクラフトが好きな元留学生・現社会人。中国で面白い小説(特に推理と怪奇)がないかと探しているが難航中。
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中国サスペンス小説 追踪開膛手
2012/07/19 [Thu] 07:06
前作で仲間から真犯人の疑いをかけられた刑事陸凡一と彼の天敵であり良き理解者である欧陽嘉がまたしても残酷な連続殺人事件に直面する。
あの
連続殺人事件から半年後、女ホームズの異名を持つ欧陽嘉と重案隊の上司許建東は結婚し、警察関係者が見守る中5つ星のホテルで結婚式を挙げる。しかし2人の新婚生活は一日も続かなかった。何故なら披露宴後、新郎の許建東が女子トイレで無残な死体となって発見されたからだ。
許建東の跡を継いだ謝剛はこの警察への挑戦とも取れる殺人事件を解決すべく部下に檄を飛ばすが、場馴れした警察官ですらたじろぐほどの凄惨な死体の様子と結婚式に起きた事件ということで、犯人の動機が警察への復讐かそれとも痴情のもつれによるものかで内部でも意見が対立する。
そこで職場復帰した陸凡一は事件当日の状況から犯人が重案隊の中にいると推理し、ある一人の老刑事を容疑者として指摘する。
だがその容疑者すらも後日警察署の女子トイレで許建東と同様の手口で殺害されたことで、疑惑の目はまたしても陸凡一に向けられた。
前作で名推理を披露したら
『そんなに詳しく知っているのは犯人以外ありえない』
と酷い疑いをかけられた冤罪刑事陸凡一の面目躍如と言ってもいい疑われっぷりが本作でも楽しめる。しかも夫を殺されて精神的に参っていたとは言え、仲間の欧陽嘉にまで
「あなたが殺したの?」
と聞かれるほどの信用のなさである。陸凡一はよっぽどシリアルキラーフェイスをしているんだろう。
死体に刻まれた数字や死者の携帯電話から鳴り響くニルヴァーナの『Rape me』、そして切り裂きジャックを模した殺害方法など全てに犯人の意図が隠されており、今作でも難解な謎解きが楽しめる。
容疑者にされた陸凡一を窮地から救うために突然FBIが登場したところで前作の悪夢(謎の組織の介入)が蘇ったが、彼らの出現により過去が現在へと一気に距離を詰め、誰もわからなかった被害者たちの関連性が明らかになったので、単なる盛り上げ役として出演させられたわけではないので良しとしよう。
ストーリーもミステリ部分も概ね良好だったが、不満点もないわけではない。
事件の黒幕も実行犯も、そして殺された被害者たちも皆犯した罪と向き合うことなく物語からフェードアウトする結末は、警察内部を舞台にした物語にそぐわない。誰もが加害者であり被害者であるという矛盾する立場が罪を相殺してハッピーエンドへと繋げることが皮肉と言えばそうだが、ここに作者の優しさというか甘さが出ている。
その優しさをシリーズ3作目では主人公の陸凡一に与えて欲しい。
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