国慶節に日本に帰った人からジャンプと日経エンタのお土産をもらう。海外暮らしに日本語活字のお土産は嬉しいものです。
今は帰国組がお土産を携えて北京に戻ってくる時期なので、どっかの日本料理屋に行くだけでもちょっと古い週刊誌なんか読めます。
それで女性自身を読んでて気付いたんですけど(こんな本、よっぽど活字に飢えてなきゃ読まない。歯医者の待合室じゃないんだから)、占いの広告が半端じゃなく多い。
占い師の顔と職歴と能力(?)が書かれたリストが掲載されている。占い師はみんな女性で、若い人が多い。そしてルックスもなかなかのもので、名乗っている名前も神々しい感じだ。
そして紹介欄に書かれているの能力が素晴らしい。
前世占いやヒーリングやチャネリング(これって占いの範疇なの?)はまだ、言い方は悪いですけどお客さんの受け取り方次第で誤魔化せます。
でも「サイコキネシスが出来ます」って売り込みはどうよ?なんだよそのマニフェストは。というよりどういう依頼主が来るの?鑑定料一分3,000円も払って。まぁこういうのが載るって事は需要があるからってことなんでしょう。
あとお馴染みの開運グッズの広告も面白い。外国の稀少な石や霊験あらたかな高僧が書いた護符を使ったペンダントや腕輪を身に付けたら40歳の私でも二十歳の彼氏が出来たとか、届いた直後に買っていた宝くじが当たったとか、ボクからしてみればすげぇ羨ましい体験談ばかり書かれているのです。
それで読んでて気付いたんですけど、写真に出ている幸運体験者が手に入れた札束になぜかモザイクがかかってるんですよね。だから昔は見慣れた札束風呂の写真もなかったです。もしあったら、イイ笑顔をしたオッサンが美女に囲まれていて辺り一面モザイクというすっげぇエロい写真になってるんでしょうね。
顔を載せても良いのに現金を載せてはいけない理由。なんなんでしょねぇ。
しかしこんなものが雑誌に平然と載っている日本、病んでるな。