忍者ブログ
カレンダー
03 2026/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30
フリーエリア
最新コメント
[12/21 LenkaAdhes]
[09/26 MabelKarce]
[09/25 Rositaelego]
[08/19 Jessiehop]
[08/19 HaroldLab]
最新トラックバック
プロフィール
HN:
栖鄭 椎(すてい しい)
年齢:
42
性別:
非公開
誕生日:
1983/06/25
職業:
契約社員
趣味:
ビルバク
自己紹介:
 24歳、独身。人形のルリと二人暮し。契約社員で素人作家。どうしてもっと人の心を動かすものを俺は書けないんだろう。いつも悩んでいる……ただの筋少ファン。



副管理人 阿井幸作(あい こうさく)

 28歳、独身。北京に在住している、怪談とラヴクラフトが好きな元留学生・現社会人。中国で面白い小説(特に推理と怪奇)がないかと探しているが難航中。

 Mail: yominuku★gmail.com
     ★を@に変えてください
バーコード
ブログ内検索
カウンター
アクセス解析
* Admin * Write * Comment *

*忍者ブログ*[PR]
*
このブログは、友達なんかは作らずに変な本ばかり読んでいた二人による文芸的なブログです。      
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

 xuanxian.jpg
 
 作者プロフィールのはじめに書かれている『80後小説家』に思わず閉口してしまった。それというのも『80後』、つまり1980年代生まれとは今まで若手作家の代名詞として使われてきたが、2012年の時点で32歳まで当てはまるこのカテゴリをいつまでも『若手』と表現して良いのか、ずっと疑問に思ってきたからだ。

 しかし本書に収録されている12の短編はどれもみな小奇麗にまとまっていて、作者には若さどころか熟練さすら感じさせられた。百度百科で作者『軒弦』を調べると既に100を超す作品を執筆していることがわかり、これでは作品に粗さが見えないのも当然だろう。
 

 『80後』というキャッチコピーは既に中堅作家を代表する言葉となっているかもしれない。
 

 12作品すべての感想を書くのもしんどいので、本書の概要をざっとまとめて、気になった短編のみ取り上げたい。

 
 本短編集に収録されている12作品のいずれにも登場し、主に密室殺人事件などの不可能犯罪を警察に替りあっという間に解決するのが探偵慕容思炫である。

 1話目の『密室中的女屍』と2話目の『潘多拉魔盒』(パンドラの匣)では慕容思炫が住むアパートが舞台になっているので、てっきり12話の事件全てアパートで起こるかと思ったらそんな安楽椅子探偵の理想像のようになることもなかった。
 

 会社、映画館、ホテル、無人島など慕容思炫はあらゆる場所で事件に遭遇し、事件とあればどこへでも足を運ぶ。ただ、ホテルが舞台になっている7話目の『錯位的懐疑』では作中でも言及されている通り、監視カメラを調べたら解決する事件にわざわざ探偵が赴く必要はあるのだろうかと彼の出演を疑問に思う作品もあった。しかし、慕容思炫の推理により監視カメラではカバーできない部屋の内部にまで見通すことができたので、カメラよりも確実に過去を描写できる名探偵の存在価値が顕になった作品でもあった。
 

PR
 
私から皆様にお詫びとご報告がございます。
 
去年か一昨年だったか定かではありませんが、ある方から私の年齢に関する疑義についてメールをいただきました。
 
メールでのご指摘の通り、私が23歳などということはなく、また既に留学生の身分でもありません。
私のプロフィールから皆様に誤解を与えてしまいましたことに、
心より深くお詫び申し上げます。
 

またこれもいつ誰にご指摘頂いたか記憶にございませんが、
ホームページの管理人栖鄭 椎の経歴等に関しましては、
今後、皆様に誤解とご迷惑が生じないよう、
ホームページの記載には十分留意し、
より正確な表記・表現に努めて参りたい所存ではありますが、
既に運営から身を引き名誉管理人となっている彼のプロフィールを一方的に修正・消去するのも些か乱暴な話でございますので、自戒の意味を込めてこのまま残したく存じます。
何卒ご了承下さい。
 
 
現地採用者ですが中国北京に赴任してはや2年か3年が経ちました。
推理関係では歳月・推理が《金版》と《銀版》を出版し、
キオスクではコンビニに置いているはずの『勁漫画』が店頭に並び、逆に『天漫』が見当たらないという状況を目の当たりにし、
海淀区では国家図書館が修築中という不便な事態が起こっています。
 
 
この度の年齢問題でご迷惑・ご心配をおかけしたことに対するそのお詫びを十分にし、自身の誤りを指摘されたことを『汚名』などと表現することはしません。

気が付いていながらずっと嘘のプロフィールを載せ続け、「これからも情報発信者としての責務を果たせるようにする」などとはまさに厚顔無恥な言い分でございますが、
寝る間も惜しんで中国の推理小説を読むなど、より一層の活動をしてまいりたいと思います。
 
この度は誠に申し訳ございませんでした。
また、日頃より当ブログを拝見して頂いている皆様方に対して、
こんな文章のみの謝罪で誠に恐縮ではございますが、
改めて厚く御礼申し上げます。
 

2012年11月3日
阿井 幸作
 

 
 異国で生活していて自国の飯を喰うってことは良いストレス解消になります。その点において中国に住む日本人は他の外国人よりもけっこう恵まれた境遇にいると思います。現在中国にある日本料理屋の数は吉野家や味千ラーメンなどのチェーン店を含めなくても、外国料理店としては最多でしょう。
 
 もちろんサービスや味が日本と同等の日本料理店はまずありえません。サービスや味が良ければその分価格は上がりますし、リーズナブルであればサービスや味は劣るでしょう。価格の面で言うと日本と比べれば遥かに易いですが、それでも中国のローカルな飲み屋よりは割高になってしまいます。

 
 日本人が経営していたらサービスもそこそこ行き届いて味も価格もそれなりなのですが、日本人がいると知ると客の期待も無意識に上がるもので、結果として日本の店と比べられて期待に応えられないこともしばしばです。
 料理長から従業員まで日本人で揃えて価格に見合ったサービスと味を提供してくれる高級日本食店はコースメニューが3,000元以上もするので、そもそも日本の一般的な飲食店と比べることがお門違いでしょう。
 

 一般的な日本料理屋は経営者が中国人でも日本の店と比較しなければそれなりのものを提供してくれます。そして日本の外国料理店の一番の客が日本人であるように、こっちの客の大半が中国人なのですから何も日本同様に凝った料理などを出さなくても客は入ってきますし、下手に工夫してしまうと中国人客から敬遠されてしまいかねません。
 
 日本人客からも中国人客からも受け入れられない中途半端なコンセプトの店は競争に勝ち残れず閉店してしまいます。あれこれ考えた挙句に潰れてしまった日本料理屋を発見すると、何ら特色のない中華料理しか出さないローカルな食堂に客が溢れている現実に泣きそうになります。
 
 というか、なんの創意工夫もせずただ中国人好みの『日本式』料理を出す店の方が不器用に『日本色』を出す店よりも長生きしそうな気さえします。
 

 さて、日本人経営ならまだしも中国人がやっていて中国人客を対象にしている日本料理屋に日本人がとやかく言うのは筋違いなのですが、それでもやはりひとこと言いたい店を最近見つけたのでここに書きたいと思います。
 

 相変わらず日本人への暴行事件が起こる中国で日本人をターゲットにした当たり屋とか、日本人が中国人に乱暴したってデマが起きないのが不思議でしょうがない。
 
 最近日本人の友人の身に極めて不愉快な事件が起こった。友人とそのパートナーの中国人が大家と部屋を更新するかどうか喫茶店で話し合っていたのだが、大家が提示した家賃があまりにも非常識だったため友人は呆れてその場をパートナーに任せて外に出た。
 すると大家も店から出てきて部屋の鍵を返せと言う。いくらもう契約する気がないとは言えまだ満期になっていないのだから返せないと友人が言い返すと、大家は火が付いたように喚き「日本人が私を虐める!」と叫んだ。


 その場はパートナーの執り成しで事なきを得たのだが、もしその仲裁がなければ友人は周りにいた血の気と不満が多い中国人によって愛国の被害者になっていたかもしれない。または友人自身が大家をぶん殴っていたはずだ。
 
 こんな話が出ると、それは中国人のごく一部だよとか、理性的な人もいるとかのフォローがされるが、嘘つき村と正直村が存在しないのだからそりゃその土地土地にはいろんな人がいるだろう。人殺しにだって気心の知れた親友がいてもおかしくなく、そう考えたらこの大家にもきっと良い人の側面があるはずだ。
 


 6月に買った『地獄変』をようやく読み終える。良くも悪くもベストセラー小説であった
 
CIMG0162.JPG

 4月1日の深夜、カルフールから高級ホテルルームまでなんでも揃っている『未来夢ビル』が大地震に見舞われる。ビル内にいたほとんどの人間は死に絶え、生き残ったのはたった23人であった。脱出を試みる彼らだったが大学教授呉寒雷の発言で事態はよりいっそう絶望的になる。彼は世界の終末が近く訪れるという預言書めいた本を出版し、世界的な評価を受けた物理学者だった。そして呉寒雷教授は生き残った者たちに『外の世界は全滅した』と告げる。
 だが実際は地震など起こっておらず、未来夢ビルは地盤沈下で地下150メートル下に埋まっていたのであった。事件から7日目の夜、救助隊として活動していた刑事の葉粛によって遂に生存者が発見される。しかし生き残っていたのはたったの6人だけで、建物内には明らかに殺人事件の痕跡があった。生存者から事情を聞く葉粛だったが彼らは何かを隠すように一様に嘘の証言をする。瓦礫と偽証の中から葉粛は真実を探し出せるのだろうか。
 
 てっきりドラゴンヘッドやバイオレンスジャック関東地獄街編みたいなサバイバルメインのストーリーかと思っていたが、読んでみたらビル内で何が起こったのかを突き止めるクローズドサークルものだった。




Copyright: 栖鄭 椎(すてい しい)。。All Rights Reserved.
Powered by NinjaBlog / Material By 御伽草子 / Template by カキゴオリ☆