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プロフィール
HN:
栖鄭 椎(すてい しい)
年齢:
34
性別:
非公開
誕生日:
1983/06/25
職業:
契約社員
趣味:
ビルバク
自己紹介:
 24歳、独身。人形のルリと二人暮し。契約社員で素人作家。どうしてもっと人の心を動かすものを俺は書けないんだろう。いつも悩んでいる……ただの筋少ファン。



副管理人 阿井幸作(あい こうさく)

 28歳、独身。北京に在住している、怪談とラヴクラフトが好きな元留学生・現社会人。中国で面白い小説(特に推理と怪奇)がないかと探しているが難航中。

 Mail: yominuku★gmail.com
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このブログは、友達なんかは作らずに変な本ばかり読んでいた二人による文芸的なブログです。      
 3月19日、日本在住の中国人ミステリ小説家・陸秋槎氏が新刊『元年春之祭-巫女主義殺人事件』の刊行を祝して北京の牡丹園にある『彼岸書店』という本屋で講演会兼サイン会を行いました。主催は当該小説を出版する新星出版社です。この出版社には『午夜文庫』という中国内外のミステリ小説を200冊以上集めたレーベルがあり、陸氏の新作もこれに含まれます。



 開催時刻は19時だったのですが彼岸書店の場所がわからなかった私は定時に着けませんでした。しかし、これは中国在住の長い日本人の悪習だと思いますが「定刻通りに開催するわけないだろう」と高をくくり、道に迷っている途中もそれほど焦りませんでした。

 ですが10分ほど遅れて着いた会場は60名ぐらいの参加者で既に満席状態になっていて講演も既に始まっていました。

(陸氏が顔出しNGか不明ですが念のためモザイクをかけています。陸秋槎先生の素顔を見たい人は中国のマイクロブログをチェックしてみよう!!)

 話の内容は江戸川乱歩の『幻影の城主』(中国語版)、郷原宏の『日本推理小説論争史』などを参考にして日本ミステリの本格と変格の違いなどを紹介していましたがこれを聞くのが非常に手こずりました。陸氏は当然中国語で話しているのですが、話に登場する日本人作家の名前も当然中国語の発音で登場します。これが私自身の無知もあって中国語で日本人作家の名前を出されても全然ピンと来なかったのです。

 「いまbinwei silangって言ったよな、昭和初期で当てはまる作家って誰だ?」
(答えは浜尾四郎)
 「短編が面白いliancheng sanjiyanって誰だ?」
(答えは連城三紀彦)
 
 という風に私だけクイズをやっているように中国語名称を日本語に翻訳することだけで頭が一杯になり、正直言って話の内容がぜんぜん入ってきませんでした。



 それから新刊の内容には触れずに本書に関するトークをした後に質疑応答に入り、講演は20時には終わりました。講演自体は笑いに溢れて非常に雰囲気が良かったのですが、私はそれよりも出席者のレベルの高さに驚きました。と言うのも陸氏が中国では正規の翻訳小説が出ていない『早坂吝』(中国語発音はZaoban lin)の名前を出したとき半数ぐらいが「あー、早坂吝ね」という反応を示したからです。

 出席者は学生がほとんどだったと思いますが、手段はともかくまだ中国語訳が出ていない日本の若手ミステリ小説家まで知っていることに純粋に感心したのです。

(注:ネットには個人が翻訳した早坂吝の著書があります。)



 それからサイン会の開始です。本は既に購入済みですので会場にいた大部分の出席者がそのまま並びました。


 中国のサイン会は作家や時間制限にもよるでしょうが読者1人が2冊以上の本にサインを求めることが少なくないです。だからこそ以前上海ブックフェアで開催された島田荘司と麻耶雄嵩のサイン会では会場に「サインは1人1冊です」というアナウンスが流れました。





 あとは昔の本を持ち込んでそれにもサインしてもらうということもあるのですが、陸氏にとって『元年春之祭-巫女主義殺人事件』が第一冊ですのでそういうことはなかったです。ただ、私の前に並んでいた男性は5冊(友人の分が2、3冊だった)持っていました。


 そして書道にも造詣がある陸氏は今回のサイン会では毛筆で一人ひとりに献辞を書くサービスまでしてくださいました。更に、日本在住ということで日本語で献辞を求められることもあり『誕生日おめでとう』とか『20年後のあなたへ』(元ネタ不明)と書いていました。



 私の番が近づいていき、前にいる男性が一体どんなサインを書いてもらっているんだろうと盗み見しながらサインをしてもらうために紙に自分の名前を書いたところ陸氏に非常に驚かれて、事前に用意してくださっていたサイン本をプレゼントしてもらいました。


 そしてお互い握手を交わしたわけですが、その時に陸氏から文章を書いている人間としてとても嬉しい言葉をかけてもらいました。サイン会で作者に励まされることに可笑しさを覚えながらも、非常に心地よい気持ちで帰宅しました。


 陸氏のおもてなしのおかげで私の家には『元年春之祭-巫女主義殺人事件』のサイン本が2冊あります。

 



 さて、陸秋槎先生は3月26日にも上海の復旦大学(陸氏の母校)でサイン会を開きます。興味がある上海在住の方は下記リンクで詳しい住所や時刻を調べて是非とも行ってみましょう。



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